人に嫌われるのが怖くて、本当の自分を出せません。
自分の意見を大切にできる「自分軸」を持つには、何から始めればいいですか。
最終更新日:
人に嫌われるのが怖くて、本当の自分を出せません。
自分の意見を大切にできる「自分軸」を持つには、何から始めればいいですか。
お話を聞かせてくださってありがとうございます。
自分軸――難しいですよね。
本当の自分を出せない時は、「自分の本来の姿は醜い」「足りていないところがある」というふうに、思っていらっしゃることがあります。
場合によっては、欠けている部分を隠しすぎて、それがどこに行ったか分からなくなっている、ということもあるんですね。
まずは、ご自分のことを、好きになってください。
良いところ、得意なことというのはもちろんなんですが、欠けているところ、人に知られたら嫌だなと思うところも含めて、好きになるんです。
すぐに、ちょっと欠点といいますか、マイナスの部分を好きになるというのは、難しいかもしれません。
その場合は、「そんな自分もOKだ」「こんなふうに、ちょっとできない自分も、OKだ」というふうに、認めるんですよ。
そこから、始めてください。
ご自分を徹底的に認めて、そして好きになれたら――自然に自分軸ができて、ありのままのご自分で、生きられるようになっていきますからね。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「欠けているところも含めて好きになって」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、自分軸を育てる、いちばん根本的な土台だからなんです。
「人に嫌われるのが怖い」――この感覚の奥には、「私には嫌われる要素がある」「ありのままの私を見せたら、誰も付き合ってくれない」という、深いところでのご自分への不信感が、あることが多いんですよ。
その不信感を抱えたまま、「自分の意見を言おう」「ありのままで生きよう」と頑張ろうとしても、心の奥のセンサーが「危ない、隠して!」と警報を鳴らしてしまいます。
ですから、まず必要なのは、意見を主張する練習ではなくて――「私はこのままで、大丈夫」「足りないところも、私の一部」と、ご自分を許す時間なんですね。
そして、もうひとつ大事な視点があります。
完璧に整った人だけが、人から愛されるわけでは、ないんですよ。
むしろ、ちょっと抜けているところ、苦手なこと、つまずいたエピソード――そういう「人間らしさ」のほうが、人との温かいつながりを作ってくれることが多いんです。
これを読んでくださっている、嫌われるのが怖くて本音を隠しているあなたへ。
最初の一歩は、「私のここは、欠けてるけど、まあいいや」と、心の中でつぶやくところから、始めてみてください。
「片付けが苦手な私、まあいいや」「集まりで上手く話せない私、まあいいや」「人より遅い私、まあいいや」――。
そうやって、ご自分の中の「欠点」と思っていた部分に、優しい笑顔を向けてあげるんです。
すると、不思議なことが起きます。
ご自分を許せるようになってくると、人の小さな欠点にも、優しくなれるんですよ。
そして、お互いに完璧でなくていい空気の中で、「本当のあなた」を見せても大丈夫な関係が、自然と育ってきます。
「嫌われないようにする」のではなく、「ご自分を大切にしながら生きる」――その姿勢の中に、本物の人とのつながりは、ちゃんと育っていきますからね。
急がなくていいんです。今日の自分を、ひとつだけ「いいよね」と認める――そんな小さな一歩から、始めていってくださいね。