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2026年8月2日9心の悩み

同僚や友人の結婚を心から祝えません。ご祝儀ももったいなく感じる私は冷たい人間でしょうか(30代女性)

相談のポイント

  • 同僚や友人の結婚を、心から「おめでとう」と思えず戸惑っている
  • 「結婚=幸せ」という世間の価値観に違和感があり、ご祝儀も負担に感じる
  • こんな自分は冷たい人間なのかと悩んでいる

相談者30代女性

ご相談

アラサーの会社員です。

先日、同僚から結婚の報告を受けたとき、心から「おめでとう」と言えない自分がいました。

最近は周りがどんどん結婚していて、毎月のように誰かの結婚式に呼ばれます。

でも正直、結婚ってそんなにめでたいことなのだろうか、と思ってしまうんです。

もちろん、お祝いの言葉は伝えますし、にこやかに振る舞います。

でも心の奥では「自分の人生には直接関係ないしな」と、どこか冷めている自分がいます。

結婚式では「花嫁最高!」といった演出に合わせて拍手をして、おしゃれをしてご祝儀を包んで、感動しているふりをして涙まで見せる。

そして帰り道に、「これって何なんだろう」と、なんだか虚しくなってしまうんです。

こんな私は、冷たいのでしょうか。

世間の女性は「結婚=幸せ」という価値観のようですが、私はそこにどうしても違和感があります。

私自身は結婚の予定もないので、正直に言えば、ご祝儀がもったいないとすら思ってしまいます。

こんなふうに感じてしまう私は、おかしいのでしょうか。

たま先生

たま先生代表カウンセラー

カウンセラーの回答

お話を聞かせてくださって、ありがとうございます。

まず、正直にそう感じているご自分を、どうか責めないでほしいんです。

同僚の結婚報告に、心から「おめでとう」と言えなかった。

それを「こんな私は冷たいのだろうか」と気にされていること自体が、あなたがとても誠実な方だという証なんですよ。

本当に冷たい人は、そもそもこんなふうに悩んだりしないものなんです。

さて、ここで一つ、切り分けてお伝えしたいことがあります。

「結婚がめでたいことなのかどうか」。

これは、あなたが思われるままで構わないんですよ。

結婚を幸せだと感じる人もいれば、そうは思わない人もいる。

それはただの価値観のちがいであって、正解も間違いもないんです。

世間が「結婚=幸せ」だと言っても、あなたがそこに違和感を持つことは、少しもおかしなことではありません。

ただ、そのこととは別に、お祝いやお悔やみをする、という行いがあります。

ご祝儀やお香典というのは、実は「結婚をめでたいと思うかどうか」とは、また少しちがう場所にあるものなんですね。

これは、社会の中で人と生きていくうえで、人間関係をなめらかにして、めぐりめぐって、あなた自身が生きやすくなるための、いわば潤滑油のようなもの。

そういう一面があるんです。

そして何より、身近な方が喜んでいたり、悲しんでいたりするとき、その気持ちにそっと寄り添うためのもの。

「あなたのことを大切に思っていますよ」という、言葉にしないメッセージでもあるんですよ。

ですから、ご祝儀を包むという行いは、必ずしも「結婚は素晴らしい」と全面的に賛成することと、イコールではないんです。

「あなたが嬉しいなら、私は、あなたのその気持ちを大事にしますね」。

そんなふうに考えてみると、少し肩の荷が下りませんでしょうか。

あなたの価値観は、そのまま持っていていいんです。

そのうえで、目の前の相手の気持ちにだけ、そっと手を添える。

その二つは、ちゃんと両立してよいものなんですよ。

帰り道に虚しくなってしまうのは、きっと、感じてもいない感動を演じる、その小さな無理が、あなたの心にそっと積もっているからかもしれません。

だとしたら、涙のふりまで頑張らなくても、大丈夫。

「おめでとう」と伝えて、そっと寄り添う。

それだけで、あなたは十分すぎるほど、優しい人なんですよ。

あなたは冷たいのではありません。

ただ、まっすぐで、正直なだけなんです。

心理のポイント解説

私が先ほど「あなたは冷たいのではなく、まっすぐで、正直なだけ」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、とても大切なことが隠れているからなんです。

私たちはつい、「みんなが幸せだと思うものを、自分も同じように喜べないと、どこかおかしいのではないか」と考えてしまいがちなんですね。

でも、感情というのは、本来、命令して湧かせるものではないんです。

「おめでとう」という言葉は口にできても、「おめでたい」という気持ちそのものは、そう簡単にはコントロールできない。

それはあなたの心が欠けているからではなく、むしろ、自分の本当の気持ちにちゃんと気づけている、感受性の豊かさの表れなんですよ。

そして今回、いちばんお伝えしたかったのは、「価値観」と「思いやり」は、切り分けられる、ということです。

結婚を素晴らしいと思うかどうかは、あなたの心の中だけの話。

けれど、目の前の人の喜びに寄り添うかどうかは、その人との関係の話。

この二つを一緒くたにしてしまうと、「心から喜べない自分は、祝う資格がない」という、苦しい思い込みが生まれてしまうんです。

本当は、そんな資格の話ではないんですね。

「私はこう感じる。でも、あなたが嬉しいなら、その気持ちは大切にしたい」。

自分の本音と、相手への優しさは、どちらも手放さずに、両手に持っていていいんです。

それから、帰り道の、あの虚しさについて。

あれはおそらく、感じていない感動を演じる、という小さな無理を、心が「ちょっと苦しいよ」と教えてくれているサインなんです。

本当の気持ちを押し殺して、期待どおりの感情を演じ続けると、私たちの心には、じわじわと疲れがたまっていくものなんですね。

ですからその虚しさは、あなたが冷たい証拠ではなくて、「もう、無理に涙のふりまでしなくていいよ」という、心からの小さなお願いなのかもしれません。

これを読んでくださっている、周りの幸せにうまく心を合わせられなくて、そっと自分を責めてしまうあなたへ。

みんなと同じように喜べなくても、大丈夫。

あなたの中にある「なんだか違うな」という感覚は、無理に消さなくていいんです。

その正直さを持ったまま、目の前の人には「おめでとう」とだけ、そっと手渡す。

それができているなら、あなたはもう、十分に優しい人なんですよ。

焦らなくて、大丈夫ですからね。

この回答を書いたカウンセラー

たま先生

たま先生

たまお悩み相談室 代表カウンセラー

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