39歳の女性です。夫に隠れてタバコを吸っていました。結婚する時「絶対にやめる」と約束したのに、育児のストレスから逃げ場が欲しかったんです。
先日、夫が私のコートのポケットからライターを見つけました。夫の顔が見るみる怒りに変わっていくのが分かりました。「嘘つき」そう吐き捨てるように言われました。夫はタバコそのものより、私が嘘をついていたことが許せないと言います。「もうお前を信じられない。離婚しよう」と離婚を告げられました。
私が全て悪いんです。でも離婚だけはしたくない。この壊れてしまった信頼を、もう1度取り戻す方法はないのでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、「離婚しないための反省ではなく、なぜ約束を破ったのかご自身の心の問題として考えてみて」とお伝えしたのは、心の仕組みとして、相手の顔色をうかがう「他人軸」のままでは、本当の意味での信頼関係は決して取り戻せないからなんです。
ご相談者様は今、「離婚されたくない」「私が全部悪いから許して」とパニックになっていらっしゃいますよね。しかし、ご主人様が本当に許せなかったのは、タバコを吸ったことや嘘をついた事実だけでなく、「育児のストレスという自分の心の問題を、隠し事という形で誤魔化し、自分で責任を取ろうとしなかった(=甘え)」という部分なのかもしれません。
「相手が怒っているから謝る」というのは、自分の人生のハンドルを相手に丸投げしている状態です。そうではなく、「私は育児がこんなにしんどくてタバコという逃げ道に頼ってしまった。その結果、あなたを傷つける嘘をつく選択を『私自身が』してしまった」と、自分の弱さや行動の責任を自分で引き受けること。それが、心理的な自立への第一歩なのです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、パートナーとの間で取り返しのつかない失敗をしてしまい、どうにかして許してもらいたいと焦っている方がいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、「どうすれば相手を変えられるか(許してもらえるか)」というコントロールを手放す勇気を持ってください。「許すかどうか」は相手の課題です。あなたが今できる最大の誠意は、必死に取り繕って許しを乞うことではなく、自分の弱さから逃げずに真っ直ぐに向き合う姿を見せることです。
「私は私の問題に、これからこう向き合っていく」というご自身の静かな覚悟こそが、時間をかけて相手の心を動かす唯一の光になりますよ。まずは深呼吸をして、ご自身の本当の心と対話する時間を作ってみてくださいね。