50代の女性です。高校1年生になる息子のことで相談です。
息子は幼い頃から幼児教室に通い、いわゆる名門私立小学校に入学しました。そのまま大学まで進むと思っていたのですが、中学への内部進学ができず、現在は別のレベルの私立中高一貫校に通っています。
学校自体に不満はないものの、私自身がどうしても納得できず、毎日モヤモヤとした気持ちを抱えています。
この春に高校へ内部進学した際、成績でコース分けがあり、息子はスタンダードクラスになりました。仲の良かったお友達の半分ほどは特進クラスへ上がり、別のレベルの高い学校へ進学したお友達もいるため、どうしても周囲と比べてしまうんです。
息子が明るく素直に育ってくれていることには感謝しているのですが、親としては「もっと勉強して、せめて恥ずかしくない大学に入ってほしい」と思ってしまいます。
今の学校の系列大学は、いわゆるランク的に低めの学校です。
高校生になった息子にあれこれ口出しはしないように我慢していますが、何年も続くこのモヤモヤした気持ちが晴れず、どうしていいか悩んでいます。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「視点をご自分の人生に切り替えてみてください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、お母さんと子どもの両方を救う、とても大切なアプローチだからなんです。
幼児教室、お受験、学校選び――お母さんが何年もかけて積み上げてきた努力は、本当に尊いものです。
だからこそ、その先で「内部進学できなかった」「特進クラスに入れなかった」という出来事に、まるでご自分の人生の歯車が狂ったかのように、深い納得のいかなさを感じてしまうのは、ごく自然なことなんですよ。
でも、そのモヤモヤをそのまま抱えていると、息子さんに向けるまなざしの中に「もっと勉強してくれたら」という「未完成な扱い」が入り込んでしまいます。
明るく素直に育っていらっしゃる息子さんは、お母さんのその目を、確実に感じ取っているはずなんです。
そして、もうひとつ大事な視点があります。
「私が頑張って育てた」という気持ちと、「息子の人生は息子のもの」という線引きが、子育ての終盤になるほど、本当に難しくなってくるんですよ。
これは、お母様の愛情が深いからこそ起きてくる、自然な混乱なんですね。
これを読んでくださっている、お子さんの進路や学歴でモヤモヤしているあなたへ。
お子さんの学歴は、お母さんの「成績表」ではありません。
そして、お子さんの将来の幸せも、偏差値や系列大学のランクで決まるものではないんです。
明るく素直に育ったお子さんは、それだけで、すでに人生の大事な土台を持っています。これからどんな道を選ばれても、その土台がご本人を支えてくれますよ。
これからは、お子さんの未来を心配する時間を、少しずつご自分の未来を楽しむ時間に置き換えていってみてくださいね。
お母さんが幸せそうに生きている姿こそ、お子さんへの最高のプレゼントなんですから。