私が先ほど「心が悲鳴を上げている」「心からのSOS」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、私たちが感情を抑え込み続けてしまうと、心が限界を迎えた時に、体が代わりにサインを出してくれることがあるからなんです。
頭では「悲しいことなんてない」「普通に生活できている」と思っていても、心という器には、日々の小さな我慢やストレスが少しずつ溜まっていきます。それがキャパシティを超えて溢れ出してしまった結果が、今回の「理由のない涙」となって表れているのですね。だから、感情と体がバラバラになってしまったように感じるのは、ある意味で自然な反応なのです。
「私はおかしくなってしまったのか」「壊れてしまうのが怖い」と不安に思うお気持ちは、とてもよく分かります。でも、どうかご自身を責めないでくださいね。それはあなたが今まで、自分の感情を後回しにしてまで、一生懸命に日常を頑張り抜いてきた証拠でもあるのです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、同じように「わけもなく涙が出る」「心がすり減っている気がする」と悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は、まず「私は今、自分が思っている以上に疲れているんだな」「限界まで頑張っていたんだな」と、ご自身の状態を優しく受け止めてあげてください。
そして、勇気を出してしっかりと立ち止まり、休む許可を自分に出してあげましょう。必要であれば、ひとりで抱え込まずに医療機関やカウンセラーなど、専門家の力を頼ることも、ご自身の心と体を守るための大切なステップですよ。ゆっくりで大丈夫ですから、まずは心身を休めることを最優先にしてくださいね。