63歳の1人暮らしです。ずっと賃貸で暮らしてきました。しかし老後のことを考え、購入しようと検討しています。
先日、とても素敵な中古マンションを見つけました。日当たりも良く病院も近いです。しかし、いざとなると契約する勇気が出ません。
この家を買ってしまったら、私はここで「本当に1人で最後を迎えることになるのだ」と、その現実を確定させてしまうようで怖いのです。人生の最後に誰かと笑い合いたい。そんな淡い夢をまだ捨てきれないのでしょうか。
たま先生、私はどうすればいいのでしょうか。
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63歳の1人暮らしです。ずっと賃貸で暮らしてきました。しかし老後のことを考え、購入しようと検討しています。
先日、とても素敵な中古マンションを見つけました。日当たりも良く病院も近いです。しかし、いざとなると契約する勇気が出ません。
この家を買ってしまったら、私はここで「本当に1人で最後を迎えることになるのだ」と、その現実を確定させてしまうようで怖いのです。人生の最後に誰かと笑い合いたい。そんな淡い夢をまだ捨てきれないのでしょうか。
たま先生、私はどうすればいいのでしょうか。
ご相談ありがとうございますね。「家を買うこと」と「1人で最後を迎えること」を、頭の中でくっつけてしまわれただけなんですよ。
今、ご相談者様はその中古マンションをとても気に入られたということです。そして、それを購入する経済力があり、環境も整っている。それが「今の現実」なんですね。
未来のことは、勝手に自分が想像しているだけのことです。人間というのは変化が怖い生き物ですから、新しい一歩への不安が、そのような怖い未来を見せさせているのかもしれませんね。
「誰かと笑い合う」、とても素敵な望みです。ぜひ実現してくださいね。
そしてその前に、今心がときめいた素敵なお家での新生活を始められたらいいのではないでしょうか。その新生活の向こうに、もっともっと素敵な人生が待っているのかもしれませんからね。人生を思いっきり楽しんでくださいませ。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、「『家を買うこと』と『1人で最後を迎えること』を頭の中でくっつけてしまっている」とお伝えしたのは、心の仕組みとして、人は大きな決断を前にすると、無意識に不安な未来を連想してブレーキをかけてしまう性質があるからなんです。
心理学の視点から見ても、人間は本能的に「変化」を恐れる生き物です。今回の場合、「素敵な家を買う」という新しい一歩に対する不安が、「ここで一人で死んでいくんだ」という極端な恐怖にすり替わってしまっているのですね。実際には、家を買ったからといって、誰かと笑い合う未来が奪われるわけでは決してありません。
人生の大きな決断をするとき、私たちはよく「Aを選んだらBの未来は諦めなければならない」と思い込みがちです。ですが、本当は「素敵なお家を手に入れて、その上で誰かと笑い合う未来も探す」という両立だって十分可能なのですよ。
この記事を読んでくださっている方の中にも、何か新しいことに挑戦しようとしたとき、急に悪いシナリオが頭をよぎって足がすくんでしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。そんな時は、「あ、私は今、変化が怖くてわざとネガティブな未来を想像しているんだな」と、ご自身の心に優しく語りかけてみてください。
まだ起きていない未来の不安よりも、今目の前にある「素敵だな」「心がときめくな」という、ご自身の素直な感情を大切にしてあげてくださいね。あなたの人生は、あなたの決断次第でいつからでも、もっと豊かに広げていけるのですよ。