何をするにも「損か得か」を考えてしまい、心の底から楽しむことができません。
子供のように純粋な気持ちを取り戻すには、どうすればいいでしょうか。
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何をするにも「損か得か」を考えてしまい、心の底から楽しむことができません。
子供のように純粋な気持ちを取り戻すには、どうすればいいでしょうか。
お話を聞かせてくださってありがとうございます。
「損か得か」ということを考える――その奥には、「自分は何かと損をしているな」という思いが、隠れているのかもしれません。
「損をしている」、もしくは「損をするかもしれない自分」というのは、「欠けている自分」なんですね。
「自分には何かが足りなくて、もっと何かで満たさなければ、完璧ではない、幸せではない」――そんな思いが、根っこにあるということなんです。
そんな時に、思い出していただきたいのは――「自分は、今のままでOK」「これで、幸せだ」ということです。
何か足りない、欠けている、それでいいんです。何か足らないのが、普通の人間なんですよ。
「もっと何かを手に入れなければ、幸せになれない」というのは、間違いで――今のままで、十分に素敵で、幸せなんですね。
このことが受け入れられるようになると、何を選んでも、たとえ選んだものが他の人のものよりも小さかったとしても――ご自分は幸せですから、「損か得か」という意識が、なくなっていきます。
そうやって、どんどん心にゆとりが生まれて、幸せな気持ちを感じやすくなりますからね。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「自分は今のままでOK、これで幸せ」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、心の豊かさを取り戻すための、いちばん土台になる考え方だからなんです。
「損か得か」を計算してしまう方は、実は、損をしているわけではないんですよ。
むしろ「損をしないように」とずっと頭をフル稼働させて、生活の中の細かな選択にまで、エネルギーを使い続けているんです。
その「エネルギーの消耗」こそが、心から楽しめない原因だったりするんですね。
そして、その背景には「私は何か足りない人間だ」「もっと何かを手に入れないと幸せになれない」という、深いところでの不足感があることが、本当に多いんですよ。
子どもが純粋に楽しめるのは、知識や経験が少ないからではなくて、「今ある時間、今ある場所」に、ただ完全にいるからなんです。
明日のために節約する、もっと良いものを手に入れる――そういう未来への計算がない分、「今」を100%味わえているんですね。
これを読んでくださっている、何をしても損得勘定が頭をよぎるあなたへ。
「損か得か」と考えてしまうことを、責めないでくださいね。
それは、ご相談者様がこれまで真面目に、賢く、頑張って生きてきた証なんですよ。
ただ、これからの時間は、ひとつ、こんな小さな練習を始めてみてください。
「これは、損得を考えずに、ただ楽しむ時間」――そう決めて、お茶を一杯飲む。窓の外を眺める。お風呂にゆっくり入る。
最初は、頭の中で「これって意味あるのかな」「もっと有意義に過ごさなきゃ」という声が聞こえてくると思います。
その声に「ありがとう、でも今は損得は脇に置くね」と返してあげてくださいね。
そういう小さな積み重ねの中で、「ただ味わうだけで満たされる時間」が、少しずつ戻ってきますからね。
「今のままで十分」――この感覚を、毎日少しずつ、ご自分の中に育てていってくださいね。