周囲の評価ばかり気にして生きてきたら、自分が本当に何をしたいのかが、わからなくなりました。
自分の「好き」という気持ちを見つけるには、どうしたらいいですか。
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周囲の評価ばかり気にして生きてきたら、自分が本当に何をしたいのかが、わからなくなりました。
自分の「好き」という気持ちを見つけるには、どうしたらいいですか。
お話を聞かせてくださってありがとうございます。
私たちは、子どもの頃から「このほうがいいよ」「これがスタンダードだよ」というものを、親や先生たちから、ずっと横で言われて、大きくなったんですね。
そんなことから、人と違うことに気が向いてしまうと、なんだか「間違っているような気がする」「ちょっと恥ずかしいような気持ちになる」――そんなふうになってきてしまっているんです。
ご自分の本当の気持ちが分からない、ということですので、まずは小さなところから、掘り返していきましょうか。
例えば、私の場合なんですけれども、犬にブラッシングをしているとき、とても楽しいし、幸せです。
また昨日、卵を2個ぽんと割ったら、双子の卵で「とてもラッキー」と思いました。
こんなふうに、小さな「好き」、小さな「うれしい」を、ちゃんと感じるようにしてみてくださいね。
すると、徐々にご自分の好きなもの、進みたい道が、見えてきますからね。
ぜひ、お試しください。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「小さな『好き』を、ちゃんと感じるところから」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、長年の「自分を後回し」癖から抜け出すための、いちばん優しい第一歩だからなんです。
「周囲の評価ばかり気にしてきた」という方は、本当に多いです。
子どもの頃から、「いい子でいるため」「期待に応えるため」「親を悲しませないため」――そういう外側の物差しで、たくさんの選択をしてきました。
その結果、何十年も経つと、「自分が本当に好きなこと」のセンサーが、すっかり錆びついてしまっているんですよ。
これは、ご自分が弱いからではなくて、それだけ真面目に、誰かのために生きてきた、ということの裏返しなんです。
ここで、いきなり「やりたいことを見つけよう!」「夢を持とう!」と頑張ろうとすると、頭の中が真っ白になってしまいます。
なぜなら、センサーが錆びついているところに、いきなり大きな問いを投げかけても、答えが返ってこないからなんですね。
ですから、まず始めるべきは、「小さな好き」を、丁寧に感じ取る練習なんです。
これを読んでくださっている、自分の「好き」が分からなくなってしまったあなたへ。
毎日の中で、ちょっと「いいな」「うれしいな」「ほっとしたな」と感じる瞬間が、必ずあるはずです。
朝、淹れたてのコーヒーの香り。窓から差し込む光が床に作る模様。お風呂上がりのタオルのふわふわ感――。
そういう、本当に小さな、誰にも言うほどでもない「ご自分のうれしい」を、心の中でそっと「あ、私、これ好きだな」と認識する。
そして、夜寝る前に、今日の中で「ちょっと好きだった瞬間」を3つだけ、思い出してみる。
それを続けていくと、不思議と、「私、こういうことに心が動くんだ」という、ご自分の好きの輪郭が、ゆっくり見えてきますよ。
大きな夢や、立派な趣味から始めなくていいんです。
毎日の中の「小さな好き」を、ちゃんと「私の好き」として受け取ってあげる――そこから、ご自分らしい人生は、もう一度始まっていきますからね。