私が先ほど「ご主人のことはさておき、今は大きな判断をしないこと」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、心身のエネルギーが枯渇している時に人は「感情をシャットダウンして自分を守る」という強力な防衛本能が働くからなんです。
夫の浮気という、本来なら心が耐えられないほどの大きなショックな出来事に対して、「怒りも悲しみも湧かない」「傷つかない」というのは、決してあなたが女として終わっているからではありません。更年期という大きな体の変化を迎え、ただでさえ生きるエネルギーを使い果たしている今、これ以上のストレスをまともに受け止めたら心が完全に壊れてしまうと、あなた自身の脳が判断して感情のスイッチを一時的に切ってくれているのです。
だからこそ、今は「無気力な自分」を責める必要は全くありません。「毎日息をしているだけで精一杯」という状態こそが、心が発している最大のSOSなのです。
この記事を読んでくださっている皆さんも、もし大きなショックな出来事があったのに涙も出ず、心がぽっかりと空洞になってしまった時は、「私がおかしいのかな」と自分を追い詰めないでくださいね。それは心があなたを守ろうとしてくれている証拠です。そんな時は、周りの問題や人間関係は一旦すべて脇に置いて、温かいお茶を飲んだり、ただ横になって休んだりと、ご自身の心と体を休ませることだけを最優先にしてください。
心と体に少しずつエネルギーが戻ってくれば、自然と「これからどうしたいか」を考える気力が湧いてきます。闇は必ず明けますから、焦らずゆっくり休んでくださいね。どうしようもなく辛い時は、いつでもここで心を休めに来てください。