私が先ほどの回答で「体調のシグナルとして病院に行ってみる」「上司を恨むのではなく感謝してみる」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、強い羞恥心を感じた時ほど、人は「極端な思い込み」に囚われやすくなってしまうからなのです。
「女性として終わった」「同僚もみんなそう思っているに違いない」というのは、心理学で言う「認知の歪み(他人の心を悪く深読みしすぎること)」が起きている状態です。ショックのあまりパニックになり、周囲の人がすべて敵に見えてしまっているのですね。
この記事を読んでくださっている方の中にも、人から指摘を受けたことで「もう消えてしまいたい」「誰もいないところに逃げたい」と自分を全否定してしまった経験がある方がいらっしゃるかもしれません。
でも、そんな時ほど「事実」と「感情」を切り離すことが大切です。今回の事実は「上司が配慮して体調のサイン(匂い)を教えてくれた」というだけのこと。あなたが人間として終わったわけでも、価値が下がったわけでも決してありません。
恥ずかしくて逃げ出したくなる気持ちは痛いほど分かります。でも、自分を責めて心を閉ざす前に、「自分の体を労わるための大切なきっかけをもらった」と捉え直してみてください。少し視点を変えるだけで、パニックになっていた心にスッと冷静さが戻ってきますよ。