50代の方からですね。部下による特定の職員へのいじめが発覚し、被害者をカバーする体制を作ろうとしたところ、いじめを隠蔽した部下たちが課長をうまく丸め込み、私へ理不尽な介入と激しい攻撃をしてきました。
直属の上司は全く助けてくれず、面談のたびに他人の悪口を言って泣き崩れる部下の感情の受け止め役までさせられ、私一人に負担が集中しました。結果的に心身に深いダメージを負い、職場要因の診断書を出して現在長期休暇中です。私が休んだ後、他の職員も体調を崩し、職場は不安定になっているようです。
私の対応は間違っていなかったのか、復帰後どう扱われるのかと不安ですが、このまま辞めるのは負けのようで悔しく、復帰後は完全に割り切って淡々と仕事をしたいと考えています。アドバイスをお願いします。

たま先生の解説
心理のポイント
今回、私が「私たちは勝ち負けで生きているのではありません」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、理不尽な攻撃を受けて深く傷ついた時ほど、人は「相手に負けたくない」「自分の正しさを証明したい」という戦いのモードに入りやすくなってしまうからです。
「このまま辞めるのは悔しい」というお気持ちは、理不尽に奪われたご自身の尊厳を取り戻そうとする、とても自然な心の防衛反応です。しかし、どれほど自分が正しかったとしても、あなたの心身を削ってまで、組織や他人の理不尽さと戦い続ける必要はありません。あなたが一番優先すべきは「勝つこと」ではなく、「あなたの心が平穏で、幸せでいられる場所を選ぶこと」なのです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、職場の人間関係やパワハラに悩み、「ここで逃げたら自分の負けだ」「悔しいからなんとか耐えよう」と、ギリギリの状態で頑張り続けている方がいらっしゃるかもしれませんね。
心の仕組みとして大切にしていただきたいのは、「逃げること=負け」ではないということです。自分を粗末に扱う環境から離れることは、ご自身の心と体を守るための最も勇敢で賢明な選択です。
他人の悪意や組織の問題を変えることにエネルギーを使うのではなく、「私はどうすれば安心して働けるか」「どうすれば私が笑顔でいられるか」というご自身の幸せにエネルギーを注いであげてください。あなたが心身ともに健康で、あなたらしく生きられること。それこそが、理不尽な出来事に対する一番の「勝利」になるのですよ。