50代の女性からです。同居してからずっと姑が嫌いです。家事の一切を私にやらせるだけでなく、私の作るご飯のメニューが気に入らないらしく、義姉に私の悪口を言っているのを何度も耳にしてきました。
最近その姑に介護が必要になったのですが、知らず知らずのうちに私がキーパーソン(主な介護者)にされてしまっています。正直なところ、姑を介護したいという気持ちは1ミリもありません。
そのため、今は必要最低限の会話しかせず、笑顔を向けることもできません。こんな私は冷たい嫁なのでしょうか?
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50代の女性からです。同居してからずっと姑が嫌いです。家事の一切を私にやらせるだけでなく、私の作るご飯のメニューが気に入らないらしく、義姉に私の悪口を言っているのを何度も耳にしてきました。
最近その姑に介護が必要になったのですが、知らず知らずのうちに私がキーパーソン(主な介護者)にされてしまっています。正直なところ、姑を介護したいという気持ちは1ミリもありません。
そのため、今は必要最低限の会話しかせず、笑顔を向けることもできません。こんな私は冷たい嫁なのでしょうか?
長い間、逃げ場もない中で本当によく頑張ってこられましたね。
まずお伝えしたいのは、あなたは決して冷たい嫁ではないということです。もし周りから何か言われるようなことがあっても、気にしすぎないでくださいね。
そして今回のキーパーソン(主な介護者)の件については、責任の観点からも「血縁者に交代してもらいたい」ということを、介護の認定元(ケアマネージャーさんなど)とご主人様にはっきりとお伝えになってはいかがでしょうか。
義理のお姉さんがいらっしゃるようですので、「実の娘さんの方がお義母さんも安心ですよね」というふうにお伝えしてみてください。
お義母さんの介護については、基本的にはご主人様とお義姉様が責任を持ち、あなたはあくまで「補助的な立場」であるということを、相談するのではなく、ご自身の立場としてちゃんと明確にするよう努めてみてくださいませ。「できることはやりますが、基本的には実のお子さんたちでお願いします」という風にね。
あなたはきっと、とてもお優しい方なのでしょうね。これまで、本当によく頑張ってこられましたから。ここは相手のペースにのまれずに、ご自身のお気持ちと立場をしっかりとお伝えになってくださいね。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「ご自身の立場をちゃんと明確にするよう努めてください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、自分と他者との間に「境界線」を引くことが、ご自身の心を守るために絶対に必要だからなのです。
長年、心ない言葉や態度で傷つけられてきた相手に対し、「助けたい」「優しくしたい」と思えないのは、人間の感情として極めて自然な防衛反応です。それなのに、「家族だから」「嫁だから」という役割や世間体で無理に感情を押し殺して介護を引き受けてしまうと、心は行き場を失い、やがて壊れてしまいます。相談者さんが笑顔を向けられないのは、冷たいからではなく、これ以上自分が傷つかないように心を守っている証拠なのです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、家族や親戚との関係で「私がやらなきゃいけないのかな」「断ったら冷たい人だと思われるかな」と、望まない役割を抱え込んで苦しんでいる方がいらっしゃるかもしれませんね。
そんな時に意識していただきたいポイントは、「自分の心と体を犠牲にしてまで、引き受けなければならない役割はない」ということです。
「いい人」でいようとすると、どうしても相手のペースに巻き込まれやすくなります。「ここまではできるけれど、ここから先はできません」と、はっきりと線を引くこと(=境界線を引くこと)は、冷たいことではなく、自分自身を大切にするための正当な権利です。罪悪感を手放し、自分の本心に寄り添って、無理なものは無理だと伝える勇気を持ってあげてくださいね。