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がん治療を経て教員に復帰。脱毛による帽子出勤に夫が難色を示して迷っています(50代・女性)

相談内容の要約
  • がん治療を経て小学校の教員に復帰予定だが抗がん剤による脱毛がある
  • 授業に集中するため児童に事情を明るく伝え帽子で過ごしたいと考えている
  • 夫から保護者の目を気にしてウィッグを勧められ決断に迷っている

Q

小学校の教員をしています。昨年度、がんの手術と抗がん剤治療を経て、現在は経過観察となり、職場復帰に向けてリハビリ中です。子どもが大好きで、わかる授業をすることが私にとって一番大事なことなのですが、一つ迷いがあります。

抗がん剤の影響で脱毛しており、復帰時はウィッグか帽子を被ることになります。私としては、体育などでウィッグのズレを気にして授業に集中できないのは嫌なので、子どもたちには最初に「病気のお薬で髪が抜けたから、生えるまでは帽子で過ごすね。髪がなくてもみんなのことが大好きだよ。一緒に頑張ろうね」と明るく伝え、帽子で過ごしたいと考えています。

しかし、夫に話すと「子どもは良くても、親から変な目で見られるかもしれないからウィッグにしたら?」と怪訝な顔をされてしまいました。小さな悩みで申し訳ないのですが、アドバイスをお願いします。

大病を乗り越えられて、そしてお仕事への熱い情熱を持ち続けて邁進されるお姿、本当に素晴らしいですし、私の励みにもなります。まずは、ご自身の心と体を大切にしながらリハビリを頑張っていらっしゃるご自身を、たくさん褒めてあげてくださいね。

さて、今回の復帰時のお悩みですが、私はご相談者様のお考えの通りで素晴らしいと感じますよ。

ご主人様はきっと、ご相談者様が心ない言葉で傷ついたり、嫌な思いをされたりしないかなと心配されて、そのようにおっしゃっているのでしょうね。ご相談者様を守りたいというそのお気持ちは、本当にありがたいものですよね。

ですが、今回のことで生徒さんや親御さんがネガティブに捉えるようなことはないと思いますよ。病気になったり、事故に遭ったりして、これまで通りの生活ができなくなる可能性というのは、誰にでもあることです。一生懸命生きているその姿を見て、誰が後ろ指をさすでしょうか。

ご相談者様が帽子で教壇に立ち、ありのままの姿で授業をする。その姿勢そのものが、生徒さんたちに「生きること」を教える素晴らしい授業になります。「病気になっても、髪がなくても、ちゃんと仕事をして元気に頑張れるんだよ」と、身をもって教えてくださる本当に素敵な先生ですね。

どうぞ、ご主人の優しさには感謝しつつも、ご自身の信念に沿ってお仕事をなさってくださいませ。応援しています。そして、お体くれぐれも大切になさってくださいね。

私が先ほど「ご自身の信念に沿ってお仕事をなさってください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、私たちが最も力を発揮できるのは「自分に嘘をつかず、ありのままでいると決めたとき」だからなんです。

ご主人様の言葉で少し心が揺れてしまったのは、「保護者から変な目で見られるかもしれない」という他者の評価(不安)を向けられたからです。心理学的に見ると、身近な人がストップをかけるとき、それは相手への「愛情ゆえの防衛本能」であることが多いんですね。「傷ついてほしくない」という愛があるからこそ、無難な道(ウィッグ)を勧めてくれたのです。

この記事を読んでいる読者の皆さんも、自分がやりたいことに対して、家族や友人から心配されたり、反対されたりして迷うことがあるかもしれません。そんなときは、「私のために心配してくれているんだな」とその愛情だけを優しく受け取り、意見そのものは採用しなくても大丈夫ですよ。

今回の相談者様のように、「子どもたちに全力で向き合いたい」という純粋で温かい目的があれば、その真意は必ず周囲に伝わります。自分の弱さや変化を隠さず、堂々と生きる姿は、周りの人たちに勇気を与える最高のメッセージになります。ご自身の心の一番奥にある「大切にしたい想い」を、どうか信じて進んでいってくださいね。


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たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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