30代の女性です。
結婚して10数年、小学生の娘が二人おり、夫の母、祖母と同居しています。義父の看取りも、数年前に経験しました。
半年ほど前から夫の態度が冷たくなり、話し合いを重ねた結果、「1年ほど前から好きではなくなった」「自由になりたい」「無意識に『良い夫』『良い父親』を押し付けられるのが嫌だ」と言われました。
再構築を提案しましたが、「そこまでして自分をねじ曲げたくない」「これが自分だから謝らないし、かといって君が悪いわけでもない」と拒否され、年始には、夫の欄が記入された離婚届を渡されました。
「子供とは一緒にいたいから、籍だけ抜いて、子育てのパートナーとしてやっていきたい」と言うんです。
しかし、探偵を入れて調査をしたところ、夫は飲み会で嘘をつき、デリヘルやマッチングアプリで要求を満たしていることが発覚しました。
当初は、子供が高校生になるタイミングで家を出るつもりでしたが、「仮面夫婦でいるのは良くない」と思い、現在は弁護士に相談し、離婚と別居に向けて水面下で準備を進めています。
ただ、子供たちは夫のことが大好きです。
まだ何も知らずに、夫と楽しそうにゲームをしている子供たちを見ていると、親として離婚という選択が本当に良いのか分からなくなってしまう自分がいます。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「お子様を信頼してください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、お子さんとお母さんの両方を救う、いちばん大切な視点だからなんです。
離婚を考える親御さんの多くは、「子供から大事な父親を奪ってしまう」「子供が傷つくのではないか」という思いに、深く苦しめられます。
それは、お子さんを愛している証拠ですから、その葛藤は、本当に尊いものなんですよ。
でも、ひとつ覚えておいていただきたいのは――「お父さんが大好きな子供たち」は、お父さんを失うのではなくて、「これまでよりも誠実なお父さん」に出会い直すチャンスを得る、ということもあるんです。
仮面夫婦の家庭で、お母さんが笑顔を失っていく姿を毎日見て育つことは、子供にとって、決して幸せなことではないんですよ。
それよりも、お父さんとお母さんが、別々の家に住んでいたとしても、それぞれが穏やかで誠実に暮らしている姿のほうが、お子さんにとっては、ずっと健康な「家族のかたち」になります。
そして、お子さんは、お母さんが想像するよりずっと、ちゃんと事実を受け止める力を持っているんですよ。
「すぐには分からなくても、いつか、お母さんの選択を理解する」――その力を信じてあげてくださいね。
これを読んでくださっている、離婚と子供のことで揺れているあなたへ。
「子供のために我慢する」という選択は、見た目はとても立派に見えます。
でも、その「我慢」が、ご自分の心と健康をすり減らしてしまうのなら――それは結局、お子さんから「健やかなお母さん」を奪うことにもなってしまうんです。
お母さんが幸せでいることは、子供への何よりのプレゼントです。
弁護士に相談されて、水面下で準備を進めていらっしゃるご相談者様は、本当に賢く、強い方です。
その判断力を信じて、ご自分とお子様の新しい未来を、一歩ずつ作っていってくださいね。
「みんなで幸せになる」――その願いが、必ず叶う道は、これからちゃんと開けていきますからね。