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孫連れ帰省の娘が家具を勝手に動かす…注意すれば反発される実家での距離感(50代女性)

相談内容の要約
  • 50代女性。時折孫を連れて帰ってくる娘の振る舞いに疲弊している。
  • 大切にしてきた家具を孫の写真撮影のためと勝手に動かされ、気になったことを伝えると娘から強い言葉が返ってくる。
  • これまで娘や孫のために尽くしてきたが、ただ甘やかしていただけだったのではと深い反省と疲れを感じ、距離を置くべきか迷っている。

Q

50代の女性です。時折、孫を連れて帰ってくる娘についての悩みです。

実家とはいえ、気がつけば家の中はすっかり娘と孫のペースに変わり、私が大切にしてきた家具も、「孫の誕生日写真を撮るため」という理由で、勝手に移動されていました。

ほんの一言、気になったことを伝えただけのつもりでも、娘からは強い言葉が返ってきます。

娘のためを思って、これまで一生懸命にしてきた孫のお世話も、「結局はただ娘を甘やかしていただけだったのではないか」と、深い反省と精神的な疲れが、こみ上げてきます。

このまま今の関係や生活を続けていって良いのか、それとも一度しっかりと距離を置いた方が良いのか。

答えが出せずに、悩む日々を過ごしています。

お話を聞かせてくださってありがとうございます。

娘さんとお孫さん、可愛くて大切な存在ではあるんですけれど、ちょっとしんどいですよね。

ご相談者様はとても優しい方で、お母様としてしっかりしていらっしゃるからこそ、余計にしんどい――そんなところですね。

娘さんにとって、ご実家は「自分の家」だという感覚なのでしょうね。それでいい、という方もいらっしゃるんですけれど、ご相談者様はご自分のペースを守りたいということですから――それであれば、ちゃんと線引きを、娘さんにお伝えにならないといけませんね。

実の親子とはいえ、角が立つといけませんから、「来るときは事前に連絡してね」「夕方から用事があるから、悪いけど、その前に帰ってね」というふうにお伝えになる。

それから、「最近、体力がしんどくて、片付けが大変だから、もし家具とかを動かしたら、必ず元に戻してね」。「それが無理だったら、申し訳ないけど、動かさないでほしいのよ」とね、やんわり、はっきり、おっしゃる。

「この家のこの場所の主は、私なんだ」――それを、態度でしっかり示していかれてはいかがでしょうか。

私が先ほど「線引きを娘さんに伝えましょう」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、優しいお母さんほど後回しにしてしまいがちな、大切な対話だからなんです。

「娘との関係を悪くしたくない」「孫に会える機会を減らしたくない」――そんな優しさがあるからこそ、不快なことがあっても、つい笑顔で受け流してしまう方が多いんですよ。

でも、それを続けていると、お母さん側の負担が積もっていって、ある日「もう関わりたくない」というところまで、追い詰められてしまうんですね。

そして、もうひとつ大事なポイントがあります。

「優しいお母さん」のもとで育った方ほど、お母さんの「ちょっと気になる」というサインを、自然と聞き流す癖がついていることがあるんです。

これは、悪気があるわけではなくて、長年「我慢してくれるお母さん」を見てきたから、なんですね。

ですから、線を引き直すというのは、「娘さんが急に変わってくれる」ことを期待することではなくて、「お母さんが、これから言葉と態度で、少しずつ教え直していく」ということなんですよ。

これを読んでくださっている、成人したお子さんとの距離感で悩んでいるあなたへ。

「親」と「子」の関係は、お子さんが成人したら、新しいかたちに更新していく必要があるんです。

子どもの頃のように何でも受け入れ続けると、お子さんの中の「実家=何をしても許される場所」というイメージが、ずっと変わらないままになってしまいます。

「あなたを大切に思っているから、私のペースも大切にしてほしい」――そんな伝え方で、十分なんですよ。

最初の数回は、お互いに少し気まずさが残るかもしれません。でも、続けていくうちに、娘さんも「お母さんの体や時間を尊重しよう」という意識に変わっていきます。

それは決して、関係を悪くすることではなくて、お互いを大人として尊重し合う関係に育てていくための、大切な一歩なんですよ。

ご自分の家の中の主人公は、ご相談者様ご自身です。

その当たり前のことを、優しく、はっきりと、伝えていってくださいね。

たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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