女性からのご相談です。
幼少期から目にハンデがあり、相手と視線が合いにくいなどでいじめられ、親からも心無い言葉をかけられて育ちました。
結婚して子供に恵まれ、とても幸せでしたが、義母からはきつくあたられました。
生活のために骨折するほど必死に働きましたが、どこの職場でも人間関係に悩み、挨拶を無視されるなど辛い思いをして、20社以上を経験しました。
その過酷さから家で愚痴や不満が多くなってしまい、結果的に家族から距離を置かれて、現在は一人暮らしで離婚に向けて話し合っています。
人とうまく話せず、サークルなどに参加しても輪に入れず、一人でいるのが気楽な反面、会話がない寂しさも感じています。
天国にいる方と、SNSで応援してくれる方が、今の私の心の支えです。
現在は月に数回、短時間のお仕事をしながら、絵本作家になる夢に向かって、自宅で創作を続けています。
なかなかうまくいきませんが、住む家があり、服があり、自分で歩いて買い物に行き、料理ができる日々に幸せを感じ、「自分は守られている」と感謝して生きていきたいと思っています。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「これまでの人生、全部正解なんですよ」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、長く苦しんでこられた方への、いちばん大切なメッセージだからなんです。
人は誰でも、辛い経験を重ねると、「あの時こうしておけば」「私が違ったから、こうなったのかも」と、過去の選択を責めてしまうことがあります。
特に、ご相談者様のように、生まれ持ったハンデや、ご家族・職場からの理不尽な扱いを長く受けてこられた方は、「自分のせいで人と上手くいかない」と、自分を責めるのが癖になってしまうことが多いんですよ。
でも、ご相談者様はその過酷な道を歩きながらも、20社の職場を経験し、ご家庭を持ち、お子様を育て、そして今、絵本作家としての夢に向かって歩き始めていらっしゃる。
これは、本当に、ものすごい力なんです。
そして何より素敵なのは、ご相談者様が「住む家がある」「服がある」「自分で歩ける」「料理ができる」――こういう、当たり前と思われがちなことの中に、ちゃんと幸せを見つけられていらっしゃることなんですよ。
これは、たくさんの「ない」を経験してきた人にしか、本当の意味で見えない景色なんです。
これを読んでくださっている、過去の辛さを抱えながらも今を生きているあなたへ。
「ハンデがあっても」「孤独でも」「離婚に向かっていても」――そういうマイナスの言葉が頭をよぎる時こそ、ご相談者様のような方の言葉を、思い出してくださいね。
絵本という、誰かに優しさを届ける道を選ばれたご相談者様は、ご自分の痛みを、ちゃんと「光」に変えていく力をお持ちなんです。
これから描かれる絵本は、きっと、同じように傷ついてきた誰かの心を、そっと温めてくれるものになりますよ。
ご自分の今を、誇りに思って、ゆっくり進んでくださいね。