50代の女性からのご相談です。
実家も嫁ぎ先も、親が創業した小さな会社を経営していますが、現在はどちらも経営難に陥っています。
以前は夫の会社で働いていましたが、義両親からのいじめに遭い、10年ほど前に辞めました。その際、夫は全く私の味方にはなってくれませんでした。
一方で、夫の実家では義妹がとても大切にされており、会社で働きながら多額の給料をもらっています。
また、私の実家では、母の身内のお嫁さんを非常に大切にしており、彼女がほとんど働いていないにも関わらず、高額な給料を出しています。
私も実家で働いてお給料をもらっていたのですが、最近になって、そのお嫁さんが「経営難だから、ご相談者様にはもうお給料は出せない」と騒ぎだし、母も嫁の味方をしています。
嫁ぎ先でも、自分の実家でも――私は誰からも大切にされず、味方がいません。
この理不尽な状況の中で、私はこれからどうしていけばいいのでしょうか。是非、取り上げてください。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「家ではなく、外で働くことを検討してください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、ご相談者様の人生の土台を立て直す、とても大切な提案だからなんです。
家族の事業に長く関わっている方は、知らず知らずのうちに「家の中の関係性」の中で、ご自分の価値が決められてしまうことがあります。
義妹さんが優遇される、義姉さんが優遇される――そうやって、誰かと比べられる場所で働き続けると、ご自分の存在価値まで「あの人より下なのかも」と、揺らがされてしまうんですね。
でも、外で働いて、外から評価をいただけるようになると、その物差しから外れることができます。
「家の中で評価されない私」と「世の中で頼られる私」は、別のことなんだ――そう気づけると、心の重さが、ぐっと軽くなるんですよ。
そして、ご自分のお金を、ご自分で稼ぐことの大切さは、もうひとつあります。
それは、「いざという時に動ける自由」を、ご自分の手に取り戻せるということなんです。
家族からの理不尽な要求に「ノー」と言うためには、結局のところ「あなたに養ってもらわなくても、私は生きていける」という、経済的な土台が必要なんですね。
これを読んでくださっている、ご家族のしがらみの中で苦しんでいるあなたへ。
50代から、新しい仕事を始めることは、決して遅すぎません。
パートでも、フリーランスでも、何でもいいんです。「家族と関係のない自分の収入」が、月に少しでも入ってくるようになると、それだけで、ご自分の中に「居場所」が生まれてきますよ。
ご家族の理不尽は、ご自分が変えていくことはできません。でも、「ご自分の人生の中心」を、ご自分の手に取り戻していくことは、必ずできるんです。
ご相談者様の力強さは、これまで耐え続けてこられた事実が、すでに証明していますからね。