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再生回数2桁のYouTuberの息子。普通の幸せを願うのは親のエゴですか?(50代女性)

相談内容の要約
  • 26歳の息子が人気のないYouTuberをしており将来が不安で仕方がない
  • 安定した仕事についてほしいと求人票を渡したらお母さんには分からないと悲しまれた
  • 息子の夢を応援できず普通の幸せを願う自分は親のエゴなのか母親失格なのか悩んでいる

Q

58歳の女性です。26歳になる息子がいます。彼の仕事は人気のないYouTuberです。再生回数はいつも2桁。そのうちの1回は必ず私です。

先日、ハローワークの求人票を息子に渡しました。息子はそれを見て悲しそうな顔で「お母さんには分からないんだよ」と言います。私も分かってあげたいです。でも分からないんです。どうして安定した仕事についてくれないのか。

このまま30代、40代になったらこの子は一体どうやって生きていくのでしょうか。息子の夢を応援できない私は母親失格なのでしょうか。普通の幸せを願うのは親のエゴなのでしょうか。

ご心配ですね。ご相談者様が息子さんの将来を案じるのは、親としてごく当然のことですよ。

「安定した仕事に就いてほしい」と願うのは、親としての理想も少し含まれているかもしれませんが、「自分の身を立てる覚悟を持って仕事をしてほしい」と願うことは、決して親のエゴなどではありません。人が生きていく上での、本当に真っ当な願いです。

YouTuberであれミュージシャンであれ、夢を持って取り組むこと、そして年齢に関係なくチャレンジすること自体は、決して悪いことではありません。ただし、夢を追いかけつつも、自分の食い扶持(生活費)はしっかりと自分で確保しておくというのが、自立した「大人」のあり方です。

息子さんは今、アルバイトなどはされていらっしゃるのでしょうか?YouTubeの活動をするにしても、食べて、寝て、という日々の生活がありますよね。その生活費はどのように賄っておられるのでしょうか。

もし、その生活費をご相談者様が負担されているのだとしたら、「あなたの生活の面倒はもう見られないよ。好きなことをするのはいいし、応援もするけれど、生活は自分でしなさいね」と、きちんとお伝えになることが大切です。それは冷たく突き放すことではなく、親としての立派な「愛」の一つの形なのではないでしょうか。

今回、私がご相談者様に「生活費は自分で稼ぐように伝えるのが親としての愛」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、親が良かれと思って経済的なサポートをし続けてしまうと、子どもと親との間の『自立の境界線』が曖昧になり、かえって子どもの成長の機会を奪ってしまうことになるからです。

「夢を応援する」ということと、「生活の面倒をすべて見る」ということは全くの別問題です。親が心配のあまり先回りして生活を保障してしまうと、息子さんは「自分で自分の人生の責任を取る」という大人のフェーズに移行することが難しくなってしまいます。本当に応援したいのであれば、物理的な支援を手放し、「あなたは自分で生きていける力を持っている」と信じて見守ることが、心理的な本当のサポートになります。

この記事を読んでくださっている方の中にも、成人したお子さんの将来が心配で、つい手や口を出しすぎてしまい、そんな自分を「過保護なのか、それとも冷たい親なのか」と責めている方がいらっしゃるかもしれません。

そんな時は、ご自身とお子さんとの間に、優しいけれどしっかりとした「心の境界線」を引く練習をしてみてください。「ここまでは親の責任、ここからはあなたの責任」と明確にすることで、親の心もスッと軽くなりますし、子ども自身も自分の足で歩き始める力を取り戻していきます。普通の幸せを願うのは、決して母親失格などではありません。ご自身の愛情深さを認めつつ、お子さんを信じて少しだけ見守る距離感を大切にしてみてくださいね。


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たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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