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今の生活に不満はあっても変化が怖い…新しい一歩を踏み出すには?(40代女性)

相談内容の要約
  • 今の生活に不満はあるものの、新しいことを始めて失敗するのが怖い。
  • 「やってみたい」と思っても、頭の中に「失敗するかも」「面倒だ」という声がよぎって動けない。
  • 変化を恐れず、最初の一歩を踏み出す方法を知りたい。

Q

今の生活に不満はあるものの、新しいことを始めて失敗するのが、怖いです。

変化を恐れず、最初の一歩を踏み出すには、どうしたらいいですか。

お話を聞かせてくださってありがとうございます。

人は誰でも、自分が今いる場所――それがたとえ気に入らない場所だとしても――そこから一歩動くことに対して、不安を感じるものなんです。

人間の脳というのは、同じことを繰り返すのが、楽なんです。

ですから、新しいことをやろうと思いつく一方で、「それをやったら面倒なことになるよ」「失敗するかもしれないよ」と、横槍を入れて行動を阻もうとする考えが、現れるようにできているんですね。

まずは、このことを、しっかり意識してみてください。

そして、「変化を止めようとする考え」が浮かんだら、「これは脳が、自分を守ろうとしてくれているんだな」というふうに、思ってみてくださいね。

その上で、その「自分を止めようとする考え」に対して――「心配してくれてありがとうね。でも、自分はもっと違う経験がしてみたい、面白くて楽しいことがしてみたい。だからチャレンジさせてね」と、ご自分の脳に、言い聞かせてみてください。

すると、自分の中の反論の声に引っ張られることもなく、また、無理に抵抗することもなく――上手に「折り合い」をつけるようになっていくんですね。

そうやって、上手に折り合いをつけるようになっていくと、徐々にご自分の心と脳が、思うように動いてくれるようになりますよ。

上手に心、そして脳と付き合いながら――新しいことを、楽しんでくださいね。

私が先ほど「変化を止めようとするのは、脳が守ろうとしてくれているサイン」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、自分を責めずに変化を起こすための、いちばん優しい捉え方だからなんです。

「私は弱いから動けない」「優柔不断だから始められない」――そんなふうに、ご自分を責める方が、本当に多いんですよ。

でも、変化への恐怖は、性格の弱さでも、意志の弱さでもありません。生き物として、命を守るために、ちゃんと備わっている自然な反応なんです。

人類が長い歴史の中で生き残ってこられたのは、「新しいこと」「未知のこと」に対して慎重になる脳の働きがあったから、なんですね。

ですから、変化が怖いのは、ご相談者様の中の「生き残るための賢さ」が、ちゃんと機能している証なんですよ。

そして、もうひとつ大事なポイントがあります。

変化を起こす時に必要なのは、「恐怖を消すこと」ではなく、「恐怖と共に進むこと」なんです。

「怖いままでいい。怖いけど、一歩進む」――この感覚を覚えていくと、徐々に新しいことが、楽しさのほうが勝つようになっていきます。

これを読んでくださっている、新しい一歩を踏み出したいけれど、怖くて動けないあなたへ。

最初の一歩は、本当に小さくていいんですよ。

「習い事を始めたい」と思ったら、まずは「教室の場所を地図で見てみる」だけでいい。「転職したい」と思ったら、求人サイトを5分だけ眺めてみるだけでいい。

そうやって、「動かなければ」と力まずに、ただ「ちょっと触れてみる」ところから始めてみてください。

ご自分の脳に「ありがとう、でも今日はちょっとだけ進んでみるね」と、優しく声をかけながら――一日ひとつ、小さなことを試してみる。

そうしているうちに、気がつくと、半年後、1年後のご自分は、今想像もしていない場所に、立っていますからね。

変化は、一気に起こすものではなくて、小さく重ねていくもの。

ゆっくりで大丈夫ですから、ご自分のペースで、楽しんでいってくださいね。

たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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