私が先ほど「離婚までの準備期間とされては」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、長く我慢を続けてこられた方に、いちばん安全な歩み方をお伝えしているからなんです。
20年以上、5人もの相手と、累計10年以上の浮気――この事実だけで、もう「結婚」として機能していないことは、誰の目にも明らかです。
ご相談者様が「人間として尊敬できなくなった」と感じていらっしゃるのは、長年の優しさの全てが、ご主人の中で消化されないまま、踏みにじられてきたサインなんですよ。
そして、ご主人のような俺様タイプの方は、こちらが冷静に問いただしても、向き合うことができません。「向き合ったら自分の非を認めることになる」と、無意識に怖がっているんですね。
ですから、ここから先は「夫を変えよう」「夫に反省してもらおう」というところに、エネルギーを使わないでくださいね。
そのエネルギーは、全部、ご自分の「離婚後の人生の準備」に注いでいただきたいんです。
国際結婚の離婚は、日本国内の手続きとは違う複雑さがあります。準拠法、国際的な親権、財産分与の管轄――こういった専門領域は、必ず弁護士に相談してくださいね。
これを読んでくださっている、長年の浮気を抱える夫との関係に苦しんでいるあなたへ。
「子供のため」「ペットのため」「世間体のため」と、離婚を先延ばしにしてしまう理由は、たくさんあります。
でも、それらの理由のために、ご自分の心を消耗し続けるのは、もうやめにしていいんですよ。
夫を「放置する」のではなく、「夫の人生は、夫の人生として手放す」と捉え直してみてください。
そして、半年後に予定されている赴任のタイミングは、ご相談者様にとっても、自然な「物理的距離」を作るチャンスです。
その半年を使って、財産整理を進め、お子様の進路を整え、ご自分の経済的な土台を確認する――そういう準備が整った時、心の中の覚悟も、しっかりと固まっていきますからね。
計画的に、ご自分のためのリスタートを、丁寧に進めていってくださいね。