私が先ほど「あなたが休むことは、わがままじゃない、必要なことなんです」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、とても大切なことが隠れているからなんです。
あなたは今、「私は間違っているのか、それとも正しいのか」という、たった二つの箱のどちらかに、自分を入れようとしていますよね。
でも、心が本当に苦しくなるのは、この「正しいか、間違っているか」で自分を裁こうとするときなんです。
あなたの中には、二つの本当があります。
ひとつは、「息抜きがしたかった」という、当たり前で正当な願い。
もうひとつは、「小さな子の安全を守りたい」という、母としての願い。
この二つは、どちらも本物で、本当は敵同士なんかじゃないんですよ。
ぶつかっているように見えて、実は同じ方向を向いているんです。
「あなたが安心して休むこと」と「お子さんが安全でいること」。
この二つが同時にかなう方法をさがすこと。
それが、間違いさがしよりも、ずっとあなたを楽にしてくれるんです。
そして、もうひとつ。
ご主人の「母親のくせに」という言葉は、たしかにきつくて、あなたを深く傷つけました。
ただ、その激しさの奥には、たいてい「不安」が隠れていることが多いんですよ。
人は、本当に怖いとき、優しく言えずに、責める言葉を選んでしまうものなんですよね。
だからといって、あなたが黙って我慢する必要はありません。
でも、「あの人は私を否定した」ではなく「あの人も不安だったのかもしれない」と眺められると、あなたの心の痛みが、少しだけやわらぐことがあるんです。
これを読んでくださっている、限界まで頑張ってきたあなたへ。
一人でお子さんを抱え、自分をずっと後回しにしてきたあなたは、もう十分すぎるほど頑張っています。
助けを借りることは、負けでも手抜きでもありません。
むしろ、お子さんを守り、あなた自身も守る、いちばん賢くて優しい選択なんですよ。
もし、心も体ももう動けないほど追い詰められていると感じたら、どうか一人で抱え込まず、お住まいの自治体の子育て支援の窓口や、公的な相談機関にも頼ってくださいね。
あなたが笑っていられることは、お子さんにとっても、いちばんの安心なんですから。
焦らなくて、大丈夫ですからね。