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引っ越し直前に急に怖くて涙が止まらない…この苦しみから抜け出すには?(20代・女性)

相談内容の要約
  • 家賃を抑えるため木造アパートに越したが騒音が辛く元の街へ戻る決心をした
  • 引っ越しが目前に迫ると今の家を離れるのが惜しくなり涙が止まらない
  • また高い家賃を払って幸せになれるのか不安で人生が真っ暗に感じて苦しい

Q

20代の女性です。1年前、家賃を抑えるために住み慣れたマンションから木造のアパートに引っ越しをしました。 でも、それが地獄の始まりでした。壁が薄く、隣人のため息まで聞こえる生活に耐えられず、1年でお金を貯めて元の町に戻ると決心しました。

そして今、ようやく引っ越しまであと数週間。念願が叶うはずなのに突然怖くなりました。 「壁が薄いのもなんだかんだ慣れてたな」「また高い家賃を払って、本当に幸せになれるのかな」と。 今の家を離れるのが急に惜しくなり、涙が止まりません。

あんなに辛かったのに、またあの暗い気持ちに戻ってしまいました。人生が真っ暗です。 どう考えればこの苦しみから抜け出せますか?

お家というのは、長い時間を過ごして休息を取る、とても大切な場所ですから、いろいろと気になってしまいますよね。

今回の「引っ越しが急に怖くなった」というお気持ちなんですが、基本的に人間というのは、慣れたところを好む生き物なんです。環境の変化というものが根本的に苦手なんですね。これは、自分の身を守ろうとする脳の正常な働きによるものです。

ですから、まずは「変化を怖がるのは当たり前のことなんだ」と、ご自身の心に置いてあげてくださいね。

その上で、ご相談者様ご自身が「本当にどんな生活をしたいのか」を、もう一度ゆっくりお考えになってみてはいかがでしょうか。

家賃が高くても、大好きなその街で楽しく暮らしたいとお考えになっているのか。 それとも、木造でいろいろと不便はあるけれど、そこで何か楽しいことを見つけて、経済的に余裕を持った生活をしたいと考えていらっしゃるのか。

周りの評価であったり、表向きの理由に惑わされず、ご自身の心が本当に望む生活とはどんなものかなと、胸の内に問いかけてみてくださいね。

今回のご相談のように、念願だったはずの引っ越しや環境の変化を目前にして、急に不安になったり、元に戻りたくなったりすることは決して珍しいことではありません。

私が先ほど「環境の変化が根本的に苦手なのは脳の働き」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、人間には「現状維持バイアス」というものが備わっているからなんです。 どれだけ今の環境が辛くても、脳にとっては「すでに知っている環境」のほうが「まだ見ぬ新しい環境」よりも安全だと錯覚してしまうんですね。だからこそ、直前になって急に今の状況が恋しくなったり、新しい生活に対する恐怖心が大きくなったりして、涙があふれてしまうのです。

この記事を読んでくださっているあなたも、進学や転職、結婚や引っ越しなど、大きな決断をして前に進もうとした時に、急に足がすくんでしまった経験はありませんか? 「やっぱりやめたほうがいいのかな」「今のままでも我慢すればいいのかな」と悩んだときは、まずは「あ、今私の脳が変化を怖がって、自分を守ろうとしてくれているんだな」と優しく受け止めてあげてください。自分を責めたり、人生が真っ暗だと絶望したりする必要はまったくありませんよ。

心が落ち着いてきたら、次に「自分はどんな毎日を送りたいのか」という原点に立ち返ってみましょう。

  • お金のゆとりを大切にして、趣味や貯金を楽しみたいのか
  • 住環境の快適さを優先して、心身ともにリラックスできる空間を守りたいのか

正解は誰かが決めるものではなく、あなたの中にあります。世間の価値観や「こうあるべき」という思い込みを一旦横に置いて、ご自身の心が一番ホッとできる、心地よいと感じる未来を選んでいってくださいね。あなたの人生は、あなたの望むようにデザインしていけますから。いつでも応援していますよ。

他にも、進学や転職など、環境の変化で心が疲れてしまった時の悩みはありますか?私でよければ、いつでもお話を聞きますよ。


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たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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