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愛犬を亡くした後悔と自責の念…ペットロスから前を向くには?(50代・女性)

相談内容の要約
  • 愛犬が亡くなりあの日すぐに病院へ連れて行かなかったことを激しく後悔している
  • 寿命だと頭では理解していてもサインを見逃して苦しませたのではないかと辛い
  • 消えない悔しさや自責の念をどうすれば手放して前を向けるのか悩んでいる

Q

50代の女性です。昨年の冬、15年可愛がっていた愛犬が天国に行きました。 亡くなる前日、なんとなく元気がなく、お腹の調子が悪いのかなと思ったのですが、仕事が忙しくてその日は病院に行きませんでした。翌日連れて行った時には、もう手遅れの状態でした。

そこから10日間、注射などで頑張りましたが、結果は老衰でした。 頭では寿命だったと分かろうとしています。でも心が追いつきません。

あの日すぐに病院に行っていれば、もっと大きな病院で検査していれば……私がサインを見逃したせいで、苦しませてしまったのではないか。悔やんでも悔やみきれません。 どうすればこの悔しい気持ちを消して、前を向けるのでしょうか。

悲しみに加えて後悔のお気持ち、これはとてもお辛いですよね。 私も動物と一緒に暮らしていますし、見送った経験もありますから、そのお気持ちはとてもよくわかります。

どうすれば悔しい気持ちを消せるかということですが、その気持ちを「消そう」とするのではなく、一度しっかりと受け止めてみてください。 「悔しいね」「悲しいね」「ごめんね」と。 ご自身のその気持ちをしっかり受け止めてあげたら、必ず次が見えてきます。

愛犬は、ご相談者様にとても感謝していますよ。 いくら長生きをしてくれたとしても、見送る側としては「もっとこうしてあげれば」という気持ちは必ず残ってしまうものなんですよね。 でも、ワンちゃんは「十分に愛してもらったよ」と言っていますから。

悲しみをしっかり味わったら、少しずつ「ありがとう」という気持ちに切り替えていきましょうか。 これからもずっと、あなたのそばにいてくれますからね。

大切な家族であるペットを亡くされた後悔や悲しみ、いわゆる「ペットロス」は、本当に胸が締め付けられるほど苦しいものですよね。

私が先ほど、「悔しい気持ちを消そうとするのではなく、一度しっかり受け止めてみてください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、感情は「抑え込もうとすればするほど、形を変えて心の中に残り続ける」という性質を持っているからなんです。

心理学では、十分に感じきれなかった感情や、抑圧してしまった思いを「未完了の感情」と呼びます。 「後悔してはいけない」「早く前を向かなければ」と無理に悲しみに蓋をしてしまうと、心はいつまでもその出来事を消化できず、苦しみが長引いてしまいます。 だからこそ、「あの時こうしていれば」という悔しさや、「ごめんね」という自責の念が湧き上がってきたら、まずは「そう思ってしまうのも無理はないよね」「それだけ深く愛していたんだものね」と、ご自身の感情を否定せずに、そのまま抱きしめてあげてほしいのです。

この記事を読んでくださっているあなたも、大切な存在とのお別れや、取り返しのつかない過去の出来事に対して、強い後悔を抱えているかもしれません。 そんな時は、無理にポジティブになろうとしなくて大丈夫です。涙が出る時は、枯れるまで泣いていいんですよ。悲しみを底までしっかり味わいつくすことで、心は自然と回復の段階へと進んでいきます。

「ごめんね」という痛みを伴う愛から、いつか「うちの子になってくれてありがとう」「出会ってくれてありがとう」という温かい愛の形へと、心の中でゆっくりと昇華されていく日が必ず来ますよ。焦らず、ご自身の心のペースを一番に大切になさってくださいね。


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たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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