40代の女性です。13歳年下の男性と親しくなり、半年ほど前から宿泊を伴うデートや体の関係を持つようになりました。彼とは考え方や性格がとても似ていて、一緒にいるととても心地良く落ち着きます。
ただ彼には、5年付き合っている彼女がいます。彼女との関係はプラトニックなのだそうですが、私とは自然に体の関係になり、彼からは「彼女より君のほうが彼女らしい」と言われるようにもなりました。
そんな彼は「どちらも大切で選べない」「どちらも本気なんだ」と言って、考え込んでは落ち込んで泣いてしまいます。私は将来のことを思うと結局選ばれるのは自分ではないんだろうと感じていて、最近は些細なことで喧嘩も増えてきました。
「彼女と別れて私だけを見てほしい」という本音と、「彼の幸せを思うなら私の方が身を引くべきなのかもしれない」という自己犠牲の気持ちが心の中でいつも混ざり合っていて、自分でもどうしていいか分からなくなっています。
それでも彼との大切な時間を手放したくはないんです。
私はこのまま自分の気持ちに素直でいても、良いのでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「彼のペースで関係が進んでいますね」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとしてとても大切なサインだからなんです。
人は誰かを本気で大切に思うとき、無意識のうちに「相手の幸せを優先しなくちゃ」と動いてしまうことがあります。それ自体はとても優しい気持ちなんですよ。
でもそこに「自分も選ばれたい」という願いと、「身を引くべきかもしれない」という自己犠牲の気持ちが混ざってしまうと、心はとても混乱してしまいます。気持ちが二つに引き裂かれて、自分が今どこに立っているのかさえ分からなくなってしまうんですね。
そして「どちらも本気」と言いながら泣く彼の姿は、彼自身が決断から逃げているサインでもあるんです。彼の涙はあなたへの愛情の証のように感じられるかもしれないんですけれど、本当のところは「決められない苦しさ」を泣くことであなたに預けてしまっている状態とも言えるんですよ。
そして彼があなたに何の答えも出さない限り、関係はそのままずるずると続いていきます。優しいあなたは、彼が決めてくれるのをずっと待ち続けてしまうのではないでしょうか。
ですからまず一度、彼のことをそっと脇に置いて、ご自分の心と向き合ってみてくださいね。
「彼女との関係を整理してくれないなら、私はもうこの関係を続けない」と本心では思っていますか。それとも「形はどうあれ彼と一緒にいる時間が続けばそれでいい」と思っていますか。
どちらが正解ということはないんです。ただあなたが「自分の意思で選んだ関係」であれば、たとえ辛いことがあっても自分を見失うことはありません。
逆に相手の都合に流されたままだと、いつか「私は何でこんなに我慢していたんだろう」とご自分を責める日がやってきてしまいます。
自分の気持ちに素直でいることはわがままじゃないんですよ。あなたの幸せはあなた自身が選んでいい。そのことだけは、どうか忘れないでくださいね。