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妻が作ってくれるお弁当が美味しくありません。優しい気持ちを壊さずに伝えるには?(40代男性)

相談内容の要約
  • 妻が毎朝愛情を込めて作ってくれるお弁当が美味しくなく昼休みが憂鬱になっている
  • 美味しいと嘘をつき続けるのが年々苦しくなりお茶で流し込むように食べている
  • 妻の優しい気持ちを傷つけずにこの地獄のような状況から抜け出す方法を知りたい

Q

41歳の男性です。毎日の昼休みが僕にとって一番憂鬱な時間です。妻は毎朝お弁当を作ってくれます。愛情からだと分かっています。でも正直に言うと、美味しくないんです。唐揚げはいつもべちゃべちゃ、卵焼きは妙に甘ったるい、ご飯は少し硬い。

感謝を伝えたい、でも「美味しいよ」という嘘が年々重くなってきます。職場の休憩室で、みんなに見られないようにこっそりお茶で流し込む毎日です。

妻の優しい気持ちを壊さずに、この地獄から抜け出す方法はないでしょうか。それとも、男は黙って愛を食べ続けるべきですか。

食事というのは人生の楽しみの一つですから、1日3食のうちの1食が辛い時間になってしまうというのは、ちょっと悲しいというか、本当にお辛いですね。

そして私自身、家族に食事を作る側の人間としては、「美味しいものを食べさせたい」という思いがまずありますから、そんなところで「美味しくない」と言われたら、やはりちょっと傷ついてしまうというのも事実なんですね。なので、お料理を作られる奥様のお気持ちをしっかり考慮していらっしゃる、とても優しくて思いやりのあるご相談者様ですね。

そこでご提案なのですが、今の「お弁当がダメ」と否定するのではなく、「こういうのが食べたいな」とリクエストの形でおっしゃってみてはいかがでしょうか。

例えば、「お出汁を効かせた甘くない卵焼きが美味しいらしいから、一度作ってみてよ」とか、「最近、年齢のせいかお昼に揚げ物を食べるのがちょっときつくなってきたから、焼き魚とかを入れてもらえたら嬉しいな」などと、ご自分の希望をさらっとお伝えになられてみてはいかがでしょう。

作り手である奥様も、「夫に美味しいものを食べてほしい」と思って作っていらっしゃいますから、具体的なリクエストがある方が、かえってお弁当を作りやすいのではないでしょうか。

今回、私がご相談者様に「お弁当がダメと否定するのではなく、こういうのが食べたいとリクエストしてみては」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、人は「今の自分(の努力や行動)を否定された」と感じると無意識に防御線を張り、素直な言葉を受け取れなくなってしまうからです。

「美味しくない」という言葉は、奥様の「愛情」そのものを否定されたような強いショックを与えてしまいます。ご相談者様は「男は黙って愛を食べ続けるべきか」とご自身を追い詰めていらっしゃいますが、嘘をついて苦しい思いを抱え続けると、いずれその無意識のストレスが別の形で夫婦関係のヒビとなって表れてしまいます。

心理学的に、相手を傷つけずに自分の要望を伝える時は「アイ(I)メッセージ」が有効です。「(私は)こういう味付けだと嬉しいな」「(私は)こういうおかずが食べたいな」と、自分を主語にしてポジティブな提案をすることで、相手も責められていると感じず、「夫の希望を叶えてあげよう」と前向きに行動を変えることができます。

この記事を読んでくださっている方の中にも、パートナーの善意や愛情を無下にしたくなくて、自分の本音を我慢して苦しんでいる方がいらっしゃるかもしれません。

そんな時は、「我慢するか、相手を傷つけるか」の二択で自分を追い詰めるのではなく、「どうすればお互いが心地よくなるか」という視点を持ってみてください。感謝の気持ちはしっかりと言葉で伝えつつ、あなたの小さな「お願い」をスパイスのように添えてみてくださいね。無理をせず、夫婦の食卓が少しずつ笑顔の増える時間になりますように。


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たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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