私が先ほど『そこまでお金を使ってしまった心の奥には、きっと埋めたかった何かがあったはず』とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、とても大切なことが隠れているからなんです。
エステや買い物は、その瞬間、たしかに心を満たしてくれますよね。
でも、その満足は長くは続かなくて、また次を求めてしまう。
これは、あなたが意志の弱い人だから、ではないんですよ。
本当にお腹を空かせているのは、お財布ではなくて、あなたの『心』のほうだったんです。
たとえば、日々の寂しさ。
頑張っているのに、誰にも気づいてもらえないような感覚。
言葉にできないストレスや、満たされなさ。
そういう心の隙間を、買い物という『すぐ効く薬』で、なんとか埋めようとしていたのかもしれません。
でも、すぐ効く薬ほど、効き目が切れるのも早いものですよね。
だからこそ、いくらお金を使っても、根っこの渇きは消えなくて、少しずつエスカレートしていったんですね。
つまり、あなたが本当にぶつかっているのは、お金の問題そのものではなく、あなた自身が満たされていなかった、という心の問題なんです。
そして、もうひとつ。
『こんなことをしている自分はダメだ』という、強い罪悪感。
これがつらすぎると、人はその苦しさから逃げたくて、また買い物に手が伸びてしまう。
自分を責める気持ちが、かえって同じ行動を呼んでしまうことがあるんですよ。
ですから、これからは、買いたくなった自分を、むやみに責めないであげてください。
『あ、今、私の心が何かを欲しがっているんだな』と、そっと気づいてあげるだけでいいんです。
その小さな気づきが、悪循環をほどく、いちばん最初の糸口になりますからね。
この苦しい悪循環に、あなたはずっと、たった一人で耐えてきたんですよね。
これを読んでくださっている、胸を締めつけられながら、眠れない夜を過ごしてきたあなたへ。
まず、こうして打ち明けてくれた、その勇気を、私は本当にすごいことだと思っています。
やってしまったことは、これから少しずつ、誠実に向き合っていけば、大丈夫。
もし一人で抱えきれないと感じたら、お金のことも、心のことも、どうか信頼できる専門の窓口を頼ってくださいね。
焦らなくて、大丈夫ですからね。