海外在住です。夫と10代の息子の関係で悩んでいます。
夫はモラハラ気質で、気に入らないことがあると私の子育てを責めたり、脅迫めいたことを言います。息子はそんな父親に過剰反応し、すぐにカッとなって暴言を吐きます。すると夫はさらに息子を馬鹿にしたり、力でねじ伏せようとします。
私が「煽るのはやめて」と止めに入ると、今度は矛先が私に向き、「お前が精神科に行け」「お前のせいだ」と逆ギレされます。この負のループがもう5年以上続いています。
現地のカウンセリングにも行きましたが、文化の違いから理解されませんでした。夫には軽蔑しかありませんが、私には一度離婚経験があり、あの孤独と大変さを思うと再離婚には踏みきれません。息子は夫のことが好きで普段は一緒にいることもあり、複雑です。どうすればこの地獄から抜け出せますか。
最終更新日:
モラハラ夫と反抗期の息子の板挟み…再離婚も怖くて地獄から抜け出せない(50代・女性)
相談内容の要約
- モラハラ気質の夫とそれに反発する10代の息子の激しい衝突が5年以上続いている。
- 止めに入ると夫の矛先が自分に向き、軽蔑しかないが過去のトラウマから再離婚には踏み切れない。
- 周囲に頼れる人がいない海外で、この地獄のような負のループから抜け出す方法を知りたい。
Q
文化の異なる海外で、周りに助けてくれる方がいらっしゃらない中でのご家族の問題は、本当に大変ですよね。毎日どれほどお辛いかとお察しいたします。
まずお伝えしたいのは、「他者をコントロールすることはできない」ということです。カッとなるご主人や、それに反応してしまう息子さん、この両者をご自身の力で変えることはできないんですね。 ですから、息子さんとご主人の衝突に対する対処法として、まずは「2人の問題」として切り離してお考えになってみてください。お2人のバトルが始まったら、そっとその場を離れること。どちらの味方にもならないことが大切です。
それともう1つ、とても大切なことがあります。ご主人との関係を今一度、考えてみてはいかがでしょうか。 ご主人のことを「モラハラ気質で脅迫めいたことを言う」「軽蔑しかない」とおっしゃっていますよね。一方で、離婚の孤独が怖いから、息子がたまに懐いているからという「マイナスからの理由」で離婚を避けていらっしゃいます。
もし、この現状がこの先もずっと変わらないとして、ご自身は本当にこのお相手と添い遂げたいのでしょうか。もう一度、ご自分の本当の気持ちとゆっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。
動画で相談を見る
たま先生のプロフィール
たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、「お2人の問題として切り離す」「そっとその場を離れる」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして「他者の課題に巻き込まれないこと」が、自分を守る最大の防具になるからです。
家族だからといって、起きている問題のすべてをご自身が背負う必要はないんですよ。夫と息子の喧嘩は、あくまで「その2人の間のトラブル」です。優しい方や責任感が強い方ほど、自分が間に入ってその場を収めようとしてしまいますが、それが結果的にご自身が攻撃される「負のループ」を引き起こしてしまいます。物理的に距離を置くことで、心へのダメージを最小限に防ぐことができるんです。
また、「現状が変わらないとして、本当に添い遂げたいですか?」と問いかけたのは、ご自身の人生の選択肢を「恐れ」ではなく「自分の意思」で選んでいただきたいからです。 この記事を読んでくださっている方の中にも、「離婚後の生活が不安だから」「子供がかわいそうだから」と、自分の本音に蓋をして我慢を続けている方がいらっしゃるかもしれませんね。でも、ご自身の人生の主役は、他の誰でもないあなた自身です。
「今の地獄から抜け出す」ための第一歩は、相手を変えようとすることではなく、ご自身の心の境界線を引き直し、「私」がどう生きたいのかを自分ファーストで問い直すことなんです。異国の地で孤軍奮闘されているご自身の心を、まずは誰よりもご自身が優しく抱きしめ、休ませてあげてくださいね。