ちょっとしたことでカッとなり、後で自己嫌悪に陥るのを繰り返しています。
感情の波に、上手く乗る方法はありませんか。
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ちょっとしたことでカッとなり、後で自己嫌悪に陥るのを繰り返しています。
感情の波に、上手く乗る方法はありませんか。
お話を聞かせてくださってありがとうございます。
つい気持ちが高揚して行動してしまい、後から「ちょっと失敗したな」なんて思うことは、誰にでもあることなんですね。
それが頻繁に、ちょっとしたことで起きるな――というのであれば、ご自分でご自分を責めている部分が、ないかなということを、考えてみても良いかもしれません。
私たちは、「心」と「頭」とがあって――それが一致しないということが、よくあるんですね。
「これやってみたいな」と、ふと思ったとして――それに対して「お金がないし、できないな」とか、「大人がこんなこと考えたら、恥ずかしいな」なんて思って、やめてしまう。
これが、心と頭が一致していない状態なんですけれども、それを繰り返していると、心と頭が、どんどん離れていってしまうんですね。
そして、ご自分の大切な「心」のほうが、取り残されていってしまいます。
この取り残された心は、ちょっとした刺激で顔を出して、「カッとなる」という行動を、引き起こしたりするものなんですよ。
感情の波をコントロールしようと思うのではなくて――ご自分から湧いてくる感情を、素直に認めるということを、始められてはいかがでしょうかね。
「腹が立つ」と思ったら、「腹が立つよね」と、ご自分の感情を認める。
「あれやりたいな」と思ったら、やらない理由を考える前に、「やりたいな」というその楽しい思いを、純粋に楽しむ。
こうやって、ご自分の感情を認める――心から湧いてくる思いを認めるということを、丁寧に繰り返していきますと、徐々に心と頭が近づいて、カッとなることは、減ってきますからね。
ぜひ、実践してみてくださいね。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「心と頭が離れていく」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、感情のコントロールに悩む方の根っこにある、いちばん大切な現象だからなんです。
私たちは、大人になるにつれて、「心の声」を聞くより、「頭の理屈」で動くことが、上手になっていきます。
「これは、やるべきだから」「これは、やってはいけないから」「これは、世間体的に問題だから」――そうやって、ご自分の本心を、何度も飲み込んで、生きてきました。
その繰り返しの中で、ご自分の「本当はこうしたい」「本当はこう感じている」という心の声が、頭の声に何度も追い払われ続けると――心は、だんだん、すねていってしまうんですね。
そして、すねた心は、普段は静かに我慢しているのですが、ちょっとしたストレスがきっかけで、突然「もう、聞いてくれないなら、爆発する!」と、大きな声を上げてしまうことがあるんですよ。
これが、「ちょっとしたことでカッとなる」現象の、心理的なメカニズムなんです。
これを読んでくださっている、感情の波に悩んでいるあなたへ。
「カッとなる自分」を、責めないでくださいね。
それは、ご自分の中の「ずっと我慢してきた心」が、「ねえ、私の存在も、ちょっとは見てよ」とサインを出している、大事な瞬間なんですよ。
そして、コントロールしようとするほど、心は反発します。
代わりに、毎日の小さな選択の中で、「ちょっと、心の声を聞いてみる」練習を始めてみてください。
「今、何が食べたい?」「今、本当はどうしたい?」「今、何が嫌だった?」――そう、自分自身に、優しく問いかけてあげるんです。
そして、出てきた答えに「ダメだよ」と否定する前に、まず「そっか、そう思ってるんだね」と、認めてあげる。
そういう、日常の中の小さな「心への耳の傾け方」が、徐々に、感情の爆発を予防していくんですよ。
カッとなる自分を変えるのではなく、まず、ご自分の心を、ちゃんと大事にする――そこから、感情の波は、ずっと穏やかになっていきますからね。