20代の女性です。妊娠中、夫と義母と同居をしていました。ある日義母は、勝手に親戚の子が使っていたお風呂のおもちゃを持ってきて、「生まれてくる子に使えばいい」と言いました。
善意なのは分かりますが衛生面も気になりますし、初めての子には新品を使ってあげたい。そこで義母に感謝を伝えた上で、「次は相談してほしい、できれば自分で選びたい」と丁寧に伝えました。
ところが後日、義母が泣きながら夫に「あの子に『汚いから嫌だ』と拒絶された、ひどい嫁だ」と告げ口をしたのです。夫は私の言い分を一切聞こうとせず、義母の言葉だけを信じて激怒。妊娠6ヶ月の私に向かって「離婚したい」と言い放ち、家を追い出されました。
お腹の子を巻き込んでしまい申し訳なさでいっぱいです。私の伝え方が悪かったのでしょうか。改善すべき点があれば教えてください。

たま先生の解説
心理のポイント
妊娠中という心も体も不安定になる時期に、一番の味方であってほしい夫から家を追い出されるような仕打ちを受けたら、「私が悪かったのかも」と自分を責めてしまうのは無理もありませんよね。
私が先ほど「ご相談者様に悪いところは一切ありません」とはっきりお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、この問題の根本が「ご主人とお母様が抱えている心の境界線の欠如」にあるからなんです。
心理学的に見ると、ご相談者様は「感謝を伝えた上で、自分の意思を相手に伝える」という、とても健康的で正しいコミュニケーションをとっています。しかし、義母様は自分の思い通りにならない現実を「ひどい嫁に拒絶された」と被害妄想的に歪めて捉えてしまいました。そしてご主人もまた、お母様と精神的に癒着しているため、妻の言い分を冷静に聞く余裕すら持てなかったのです。これは彼ら自身の心の問題であり、決してご相談者様の伝え方の問題ではありません。
この記事を読んでくださっているあなたも、相手の理不尽な怒りや悲しみをぶつけられたとき、「私の言い方が悪かったからだ」「もっと私が我慢すれば波風が立たなかったのに」と、相手の機嫌の責任まで背負い込んでしまっていませんか?
他人の感情は、他人のものです。あなたがどんなに丁寧に言葉を選んでも、相手がどう受け取るかまではコントロールできません。理不尽な仕打ちを受けたときは、自分を責めるのをやめて、「私は私の心と体、そして大切なものを守るために正しい行動をした」と、ご自身の決断を誇りに思ってくださいね。お腹の赤ちゃんにとっても、お母さんが自分自身を大切にして笑顔でいてくれることが一番の幸せですよ。