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帰省のたびにお金を無心する息子。見捨てるようで断れません(60代女性)

相談内容の要約
  • 帰省するたびに息子が生活の苦しさをアピールしてお金を無心してくる
  • お金を渡すと機嫌が良くなるため集金目的のように感じて憂鬱になる
  • 見捨てるようで断れないが今後の付き合い方をどうすればいいか悩んでいる

Q

60代の女性です。30代の息子は3年前に結婚しました。お盆と正月にお嫁さんを連れて帰ってくるのは嬉しいのですが、必ずお金の話をします。
「生活がカツカツだ」「家を買いたいけれど頭金がない」「車検代が高い」とあからさまにため息をつくので、私が毎回数万円のお小遣いを渡してしまいます。すると急に機嫌が良くなります。
最近は私に会いに来てるのではなく、集金に来ているように思えて帰省が憂鬱です。息子を見捨てるようで断れないのですが、どう付き合っていけばいいですか。

なるほどね。あなたはとても優しいお母様ですね。

お金のやり取りについては、当人同士が納得していれば、どのように対応されても基本的には問題はありません。「独立した息子夫婦に援助やお小遣いなんて」というご意見もあると思いますが、ご相談者様ご自身が「それで良い」とお考えであれば、そうされるのは全く問題のないことなんです。

ただ、今の状況についてご自身が「憂鬱だ」とおっしゃっていますよね。それならば、「断る」「渡さない」という選択をされてはいかがでしょうか。

「見捨てるようだ」と心配されていますが、人はみんな「自分のお財布」で生活をするものです。息子さんは今、あなたのお財布も含めて「自分のお財布なんだ」という認識をされてしまっているようですね。

本来の息子さんご夫婦だけの「お財布」になっても、彼らはそれなりにきちんとやっていけます。いずれあなたが旅立たれた後も、息子さんの人生はずっと続いていくものですからね。どうか罪悪感を持たずに、お金を渡すことを断るという選択を考えてみてくださいませ。

私が先ほど「憂鬱なら断る選択を」「自分のお財布で生活するもの」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、親子間で「自他の境界線」が曖昧になり、金銭的な依存関係が生まれてしまっているからなんです。

この記事を読んでくださっている方の中にも、自立したはずの子どもにお金を無心されたり、困っている姿を見ると「見捨てるようで可哀想」とつい援助をしてしまい、結果的に自分が苦しくなっている優しい親御さんはたくさんいらっしゃいます。

親が子を助けたいと思うのは当然の愛情です。ですが、親の財布を当てにしている状態は、本当の意味での「子どもの自立」を妨げてしまっていることにもなります。「お金を出さない=冷たく見捨てる」では決してありません。むしろ、手やお金を出さずに「この子たちなら自分たちの力でやっていけるはずだ」と信じて見守ることこそが、大きな愛情であり、子どもの生きる力を育てることにつながるのです。

もし次にお金の話をされて心が揺らいだら、「この子たちは自分たちで乗り越える力があるから大丈夫」と心の中で信じて、優しく、でもきっぱりと断ってみてください。あなたが罪悪感を手放し、財布の境界線をしっかりと引くことで、親子ともに自立した心地よい関係が築けるはずですよ。


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たま先生のプロフィール

たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー
たま先生

「妻だから」「母だから」「社会人だから」と、自分を犠牲にして頑張りすぎているあなたへ。心をフワッと軽くする「自分ファースト」な生き方を提案する心理カウンセラーです。

2025年からSNSでの発信を開始し、フォロワーは累計4万人を突破。夫婦問題から職場の人間関係、漠然とした孤独感まで、年代を問わず幅広いご相談にお答えしています。

「もう限界…」「誰かに分かってほしい」——そんな行き場のない思いを抱えた方が、最後にホッと息を吐ける『心の駆け込み寺』として、全国からオンラインでご相談に寄り添っています。


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