相談者60代女性
相談者60代女性
たま先生代表カウンセラー
なるほどね。あなたはとても優しいお母様ですね。
お金のやり取りについては、当人同士が納得していれば、どのように対応されても基本的には問題はありません。「独立した息子夫婦に援助やお小遣いなんて」というご意見もあると思いますが、ご相談者様ご自身が「それで良い」とお考えであれば、そうされるのは全く問題のないことなんです。
ただ、今の状況についてご自身が「憂鬱だ」とおっしゃっていますよね。それならば、「断る」「渡さない」という選択をされてはいかがでしょうか。
「見捨てるようだ」と心配されていますが、人はみんな「自分のお財布」で生活をするものです。息子さんは今、あなたのお財布も含めて「自分のお財布なんだ」という認識をされてしまっているようですね。
本来の息子さんご夫婦だけの「お財布」になっても、彼らはそれなりにきちんとやっていけます。いずれあなたが旅立たれた後も、息子さんの人生はずっと続いていくものですからね。どうか罪悪感を持たずに、お金を渡すことを断るという選択を考えてみてくださいませ。
私が先ほど「憂鬱なら断る選択を」「自分のお財布で生活するもの」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、親子間で「自他の境界線」が曖昧になり、金銭的な依存関係が生まれてしまっているからなんです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、自立したはずの子どもにお金を無心されたり、困っている姿を見ると「見捨てるようで可哀想」とつい援助をしてしまい、結果的に自分が苦しくなっている優しい親御さんはたくさんいらっしゃいます。
親が子を助けたいと思うのは当然の愛情です。ですが、親の財布を当てにしている状態は、本当の意味での「子どもの自立」を妨げてしまっていることにもなります。「お金を出さない=冷たく見捨てる」では決してありません。むしろ、手やお金を出さずに「この子たちなら自分たちの力でやっていけるはずだ」と信じて見守ることこそが、大きな愛情であり、子どもの生きる力を育てることにつながるのです。
もし次にお金の話をされて心が揺らいだら、「この子たちは自分たちで乗り越える力があるから大丈夫」と心の中で信じて、優しく、でもきっぱりと断ってみてください。あなたが罪悪感を手放し、財布の境界線をしっかりと引くことで、親子ともに自立した心地よい関係が築けるはずですよ。
この回答を書いたカウンセラー
たま先生
たまお悩み相談室 代表カウンセラー
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