37歳の女性です。夫と2人で子育てしているはずなのに、私はいつも1人です。宿題をやらない息子を私が叱ります。夫はその時何も言いません。
でも私が部屋を出るのを待っています。そしてこっそり息子の部屋に行って「お母さん怒ると怖いもんな、ほらこれでも食べて元気出せよ」と支えています。息子にとって私は鬼です。夫は優しい神様です。
息子を正しい道に導きたいだけなのに、この孤独な子育てをどうすればいいですか。
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37歳の女性です。夫と2人で子育てしているはずなのに、私はいつも1人です。宿題をやらない息子を私が叱ります。夫はその時何も言いません。
でも私が部屋を出るのを待っています。そしてこっそり息子の部屋に行って「お母さん怒ると怖いもんな、ほらこれでも食べて元気出せよ」と支えています。息子にとって私は鬼です。夫は優しい神様です。
息子を正しい道に導きたいだけなのに、この孤独な子育てをどうすればいいですか。
なるほど、お母さんだけが鬼の役割にされてしまったようで、ちょっとお辛いですよね。
ただですね、ご主人様はお子様に「逃げ場」を作ってくださっていると見ることもできますよね。両親が2人揃って厳しくガミガミと叱ってしまうようであれば、お子さんには心の逃げ場がなくなってしまいますからね。
ですから、一方が鬼になって教え、もう一方が逃げ場になって慰めるというのは、子育てにおいて実はとても理想的な関係かなとお見受けします。
そうは言っても、「できれば私も優しい神様の役の方に就きたいな」と思うところですよね。でも、それはまたいずれお子さんが成長するにつれて、役柄交代の時が来るかもしれませんしね。今はあまり思い詰めず、考えすぎない方がいいでしょう。
ご夫婦2人の根本にある思いは「息子さんが良い子に育つこと」で同じはずですから、それぞれの役割で今の子育てを楽しまれてはいかがでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
今回、私がご相談者様に「一方が鬼で一方が逃げ場になるのは理想的な関係」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、子どもが親からの注意や叱責を素直に受け止め、健やかに成長していくためには、心がホッと休まる『安全基地(逃げ場)』が絶対に必要だからです。
ご相談者様は「私だけが悪者になっている」と深い孤独を感じていらっしゃいますが、お母様が真剣に向き合って叱ってくれるからこそ、息子さんは社会のルールや善悪を学ぶことができます。そして、お父様がフォローに回ってくれるからこそ、心が折れることなく立ち直ることができるのです。お二人は無意識のうちに見事なチームプレイで、息子さんの心を守り、育てていらっしゃるんですよ。
この記事を読んでくださっている方の中にも、自分ばかりがガミガミ怒る役回りになってしまい、「本当は私だって優しくしたいのに」と悲しい思いをしているお母様やお父様がいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、「私がしっかり教える役割を担えるのは、パートナーが逃げ場になってくれているからだ」と、視点を少しだけ変えてみてください。今は「嫌われ役」のように感じて辛いかもしれませんが、子どもは成長とともに、真剣に向き合ってくれた親の深い愛情に必ず気づく日が来ます。どうかご自身を「鬼」だなんて責めず、子どものために真っ直ぐ向き合うご自身の愛情深さを、誇りに思ってあげてくださいね。