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【50代男性】毎日つまらないと感じるあなたへ。人生後半戦を少しだけ楽しくするヒント


毎日、満員電車に揺られて会社へ行き、仕事をこなし、また満員電車で帰宅する。

そんなルーティンを何十年も続けてきたあなた。ふと立ち止まった時、「あれ、俺の人生、これでいいのかな…」「毎日がつまらないな…」と感じることはありませんか?

50代。会社では責任ある立場を任され、家庭でも大黒柱として走り続けてきた年代です。

しかし、定年というゴールが少しずつ見えてくる中で、「この先、何を楽しみに生きればいいのか」という漠然とした不安や虚しさを抱える男性は、実はとても多いのです。

これまで多くの男性のご相談を受けてきましたが、皆さん共通しておっしゃるのは「こんな弱音、誰にも言えない」ということです。

でも、大丈夫ですよ。「つまらない」と感じるのは、あなたがこれまで真剣に人生と向き合い、戦ってきた証拠です。

この記事では、50代男性特有の心の葛藤を紐解きながら、これからの人生後半戦を、肩の力を抜いて少しだけ楽しむためのヒントをお伝えします。


たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。

著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる

FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める

SNS総フォロワー数:3万人以上

Voicyにてラジオ配信中

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    50代男性が「毎日つまらない」と感じる深層心理

    「なんとなく毎日がつまらない」。その感情の裏側には、50代男性ならではの複雑な心理的背景が隠されています。まずは、その正体を少しずつ解き明かしていきましょう。

    定年退職へのカウントダウンと喪失感

    50代に入ると、これまで遠い未来の話だった「定年」が、現実的な射程圏内に入ってきます。

    役職定年を迎えたり、同期が早期退職を選んだりする中で、「会社員としての自分」の終わりを意識せざるを得なくなります。

    仕事一筋で生きてきた方ほど、「仕事=自分の価値」と感じてしまいがちです。そのため、仕事の第一線から退くことが、まるで自分自身の価値が失われていくような、深い喪失感につながってしまうのです。

    会社以外の「居場所」がない孤独感

    平日は朝から晩まで会社、休日は疲れ果てて家で寝ているだけ…。そんな生活を何十年も続けていると、気づけば会社以外の人間関係がほとんどない、という状態に陥りがちです。

    地域のコミュニティにも属さず、趣味の仲間もいない。「会社という看板を下ろした時、自分には何が残るのか」「誰が自分を必要としてくれるのか」という孤独感が、日々の虚しさの根底にある場合が多いのです。

    身体の変化と「男としての自信」の揺らぎ

    「昔のように無理がきかない」「何をするにも億劫だ」「イライラする事が増えた」。

    こうした変化は、単なる加齢だけでなく、男性ホルモン(テストステロン)の減少による「男性更年期障害(LOH症候群)」の可能性があります。

    認めたくない気持ちもあるかもしれませんが、身体的な変化は心にも大きな影響を与えます。「今まで通りにできない自分」への苛立ちや情けなさが、自信を揺らがせ、毎日を灰色に見せているのかもしれません。

    夫婦関係の変化と家庭内での疎外感

    子供が独立し、夫婦二人の生活に戻った時、妻との間に微妙な距離感を感じていませんか?

    長年、家庭を妻に任せきりにしてきた場合、いざ向き合おうとしても共通の話題がなく、会話が続かないことも。

    家にいても居場所がなく、「濡れ落ち葉」なんて言葉が頭をよぎる…。家庭内での疎外感もまた、男性の心を孤独にする大きな要因の一つです。

    「つまらない毎日」から抜け出すための心の整理術

    現状を変えるために、いきなり大きな行動を起こす必要はありません。まずは、凝り固まった心を少し柔らかくすることから始めましょう。

    「弱音を吐いてはいけない」という呪縛を解く

    「男は泣いてはいけない」「弱音を吐くのはみっともない」。

    そんな風に自分を律して生きてきた方は多いでしょう。でも、50年も生きていれば、疲れたり、弱気になったりするのは当たり前のことです。

    「ああ、俺はいま、疲れているんだな」「不安なんだな」と、自分の弱さを認めてあげてください。弱音を吐くことは、決して負けではありません。自分自身を大切にするための、最初の一歩なのです。

    会社員としての自分以外の「新しい価値」を見つける

    名刺の肩書きがなくても、あなたという人間の価値は変わりません。

    「会社のため」ではなく、「自分が楽しいと感じること」に目を向けてみましょう。

    例えば、学生時代に好きだったこと、いつかやってみたいと思っていたこと。小さな種で構いません。「〇〇部長」ではない、ただの「あなた」が夢中になれる何かを探してみるのです。

    完璧を目指さず「まあ、いいか」を受け入れる

    長年責任ある立場にいた方は、何事も完璧にこなそうとしがちです。しかし、これからの人生は、少し肩の力を抜いて「まあ、いいか」と受け流す姿勢も大切になってきます。

    思うようにいかない日があっても、体調が優れない日があっても、「そんな日もあるさ」と自分を許してあげる。その心の余裕が、人生を楽しむための余白を作ってくれます

    50代男性におすすめの「小さな一歩」リスト

    心の準備ができたら、具体的な行動を少しずつ取り入れてみましょう。無理せず、楽しめる範囲で始めるのがポイントです。

    損得勘定なしで楽しめる「大人の趣味」を探す

    仕事では常に効率や成果を求められてきたかもしれませんが、趣味の世界では「無駄」こそが最高の贅沢です。

    カメラを持ってあてもなく散歩する、時間をかけて蕎麦を打ってみる、ひたすらプラモデルを作る…。

    誰の評価も気にせず、自分が心から面白いと思えることに没頭する時間は、何にも代えがたい心の栄養になります。

    昔の友人や全く違う分野の人と話してみる

    利害関係のない友人との会話は、心のデトックスになります。学生時代の友人に連絡を取ってみたり、異業種交流会に顔を出してみたりするのも良い刺激になります。

    会社という狭い世界から一歩外に出て、多様な価値観に触れることで、「こんな生き方もあるのか」と視野が広がり、人生の選択肢が増えるかもしれません。

    地域のボランティアや社会活動に参加してみる

    「誰かの役に立ちたい」という気持ちは、人間の根源的な欲求です。

    これまでの仕事で培ったスキルや経験を、地域のボランティア活動などで活かしてみませんか?

    「ありがとう」と直接感謝される経験は、会社での評価とはまた違った、深い喜びと自己肯定感をもたらしてくれます。新しい仲間との出会いも期待できるでしょう。

    妻や家族との関係を少しだけ見直してみる

    少し照れくさいかもしれませんが、奥様やご家族との関係を見直すことも、これからの人生を豊かにする鍵です。

    「ありがとう」「美味しいね」といった些細な言葉を口に出してみる、たまには二人で出かけてみる。そんな小さな積み重ねが、家庭を「帰りたいと思える温かい場所」に変えていきます。

    一人で抱えきれない時はどうすればいい?

    いろいろ試してみても、どうしても孤独感や虚しさが消えない時は、一人で抱え込まずに専門家の力を借りることも検討してください。

    同世代のコミュニティに参加してみる

    同じような悩みを抱える同世代の男性が集まるコミュニティやサークルに参加してみるのも一つの手です。

    「自分だけじゃないんだ」と実感できるだけで、心が軽くなることがあります。

    男性の悩みに特化したカウンセリングを活用する

    男性特有の悩み、特に仕事や生きがい、性の悩みなどは、身近な人には話しづらいものです。

    そうした場合は、男性の悩みに理解のある専門のカウンセラーに相談することをお勧めします。プライバシーが守られた空間で、安心して本音を話すことができます。

    たまお悩み相談室で、誰にも言えない本音を話してみませんか?

    もし、「誰に話していいか分からない」「否定せずに聞いてほしい」と感じているなら、私にお話ししてみませんか?

    「たま お悩み相談室」は、社会で戦ってきた男性が、鎧を脱いで一息つける場所でもあります。

    まとまらない話でも、愚痴でも構いません。

    あなたが抱えている重荷を、少しだけここに下ろしていってください。秘密は厳守しますので、安心してくださいね。

    まとめ:50代は「義務」から「自由」への転換期

    「毎日がつまらない」と感じるのは、あなたが人生の新しいステージに立っているサインです。

    これまでの人生が「しなければならない(義務)」の連続だったとしたら、これからは「してもいい(自由)」の時間が増えていきます。

    最初は戸惑うかもしれませんが、焦る必要はありません。50代は、その自由を楽しむための準備期間でもあります。

    あなたがあなたらしく、少し肩の力を抜いて笑える日が来ることを、たま先生は心から応援しています。


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