結婚7年目、不妊治療の末に授かった娘がいます。私たち夫婦にとって娘は宝物です。ですが、夫は娘に関することを全て私のせいにします。娘が風邪を引けば「お前のせい」、言葉遣いが悪くなれば「お前の悪い影響」と責め立てます。
娘が寝た後にリビングに呼び出され、「お前がどんな人間か理解し、迷惑だ」と長時間罵倒されることもあります。夫の機嫌を損ねると無視(シカト)が始まり、長い時は1ヶ月以上続きます。私にも悪いところはあると思いますが、全てを私のせいにされるのが辛いです。
娘のために離婚は考えていませんが、どう立ち振る舞えばこの地獄から身を守れますか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「ご自身の心の中を整理する」「娘さんのことは横に置いて、ご自身の気持ちを確認する」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、今のあなたが「自分軸」を見失ってしまっている状態だからなのです。
ご主人のように長時間にわたって責め立てたり、長期間無視をしたりするような環境(いわゆるモラルハラスメント的な状況)に長く身を置くと、人は心が萎縮してしまいます。そして「私にも悪いところがあるからだ」「怒らせないようにどう立ち振る舞えばいいか」と、全ての判断基準が「夫の機嫌」になってしまうんですね。これを心理学的には「他者軸」で生きている状態と言います。
また、「娘のために離婚はしない」というのも、親として当然の愛情からくる言葉です。しかし、見方を変えれば「本当は辛くて限界を迎えている自分の本心」から目を背けるための理由にしてしまっていることもあるのです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、家族やパートナーの顔色をうかがって「私が我慢すれば丸く収まる」「子どものためだから」と、自分の心に蓋をしてしまっている方がいるかもしれません。
でも、あなたの心を守れるのはあなた自身です。相手の機嫌や行動をコントロールすることはできませんから、「相手がどうするか」ではなく、「私はどうしたいのか」を考える時間を持ってみてください。子どもや夫を主語にするのではなく、「私は」を主語にして考えることが、心を支配されず、今の苦しい状況から抜け出すための第一歩になりますよ。