40代の女性です。何もやる気が起こりません。かろうじて仕事には行けていますが、出勤ギリギリまで寝て、帰宅したら即横になる生活です。休日のルーティンもなく、一人暮らしで自由すぎることが原因の一つかと思いますが、最大の原因は自律神経の乱れだと感じています。
病院に行くのも、薬を買うのも、調べることすら面倒で時間だけが過ぎていきます。昔は追い込まれたらやるタイプでしたが、今はその精神力も皆無です。母が亡くなった後、当時の仕事を辞め、現職に就くまでに貯金を使い果たし、親族に借金までしてしまいました。
早くこの生活を打破したいのに心身が伴いません。守るべき存在があればとペットを飼うことも考えますが、自分のこともままならず、借金もあるのに飼えるわけがないと踏みとどまっています。まもなく50歳。友人に相談しても解決しませんでした。
先生、こんな底辺のような私でも、これから変われるのでしょうか?

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「小さな一歩を自分で認めて、確実に進んでいきましょう」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、気力が枯渇している時に大きすぎる目標を掲げると、かえって心身がフリーズしてしまうからなんです。
人間は心が疲れ切っている時、どうしても「今のダメな自分」と「理想の自分」との落差ばかりに目がいってしまい、「どうせ私なんて」と無力感に襲われてしまいます。相談者さんは「底辺のような私」とご自身を責めていらっしゃいましたが、お母様を亡くされた悲しみの中で、お仕事を変え、今日まで一人で生き抜いてきたこと自体が、とてつもないエネルギーを必要とすることなのです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、「何もやる気が起きない」「こんな自分じゃダメだ」と、焦りや自己嫌悪に苦しんでいる方がいらっしゃるかもしれませんね。
そんな時に意識してほしいポイントは、「できている自分」にしっかりと光を当ててあげることです。心のエネルギーを回復させるには、「ゼロ百思考(完璧かダメか)」を手放し、「1%でもできたら大成功」と基準をうんと下げる必要があります。
「朝起きられた」「ご飯を食べられた」「仕事に行けた」。日常の当たり前と思える行動も、心が疲弊している時には立派な成果です。まずは自分自身に「今日もよく頑張ったね」と優しく声をかけ、小さな「できた」を積み重ねていってください。その小さな肯定の積み重ねが、やがて心をじんわりと温め、次の一歩を踏み出すための大きな力に変わっていくはずですよ。