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2026年5月17日110心の悩み

家畜の残酷な現実を知って肉が食べられない…無力感に押しつぶされそうです(60代女性)

相談のポイント

  • 60代女性。家畜の残酷な現実をSNSで知り、動物を食べられなくなってしまった。
  • ビーガンになっても家畜の環境はすぐに変えられないと分かっていて、毎日くよくよしてしまう。
  • ネガティブな思いが頭から離れない一方、愛犬は肉食。これからどう考え方を持っていけばいいか悩んでいる。

相談者60代女性

ご相談

60代です。

家畜の残酷な生き様を、インスタグラムで知ってしまって悩んでいます。

狭い鶏舎に入れるためのくちばしの切断、牛乳を絞るための絶え間ない出産と子牛との引き離し、麻酔なしでの豚の精巣切除など――人間の残酷な行いを知って、動物を食べることができなくなりました。

料理も作れず、気持ちが沈んでばかりです。

私がビーガンになったところで、家畜たちの残酷すぎる環境を、すぐに変えることはできないと分かっています。だからこそ、毎日くよくよしてしまうんです。

ネガティブな思いが頭から離れない一方で、私の愛犬は肉食です。

これから、どのように考え方を持っていけば良いのでしょうか。

たま先生

たま先生代表カウンセラー

カウンセラーの回答

ちょっと悲しくなる場面に出くわして、ショックを受けられましたね。お話を聞かせてくださってありがとうございます。

そこでなんですけれど、命というのは、循環しているんですよ。

草食動物は草木の命をいただき、肉食動物は草食動物の命をいただく。私たち人間はあらゆる命をいただいて、やがて土に還り、そしてまた大地を育む存在になっていくんですね。

ここにいる全ての命は、自分だけでは生きられない存在なんです。

ですから、私たちにできることというのは――目の前の命をありがたくいただいて、そのエネルギーで一生懸命に生きること。お食事になってくれた命に敬意を持って、残したり、不平不満を言ったりせずに、残さずいただくこと。それなのではないでしょうか。

もちろん、無用の殺生はしてはいけませんし、お食事となってくれた命を無駄にしてもいけないですね。

心理のポイント解説

私が先ほど「命は循環している」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、罪悪感とのつき合い方を考えるうえでとても大切なお話だからなんです。

人間というのは、心優しい生き物です。だからこそ、知らなかった残酷な現実を目にしたとき、まるで自分にも責任があるかのように、深く罪悪感を抱いてしまうことがあるんですね。

ご相談者様が今、苦しんでいらっしゃるのは、その心の優しさの裏返しなんですよ。

でも、目を背けたくなる現実をすべて自分の心の中に抱え込んでしまうと、その重さで前に進めなくなってしまいます。

だからこそ、ひとつの考え方として持っていただきたいのが、「目の前の命を大切にいただく」という姿勢です。

食卓に並んでいる一切れのお肉、一杯のお味噌汁。その向こうに、たくさんの命の循環があったんだということを、ふと心の中で手を合わせて「いただきます」とつぶやく。

それだけでも、命へのご相談者様の祈りは、しっかりと届くんですよ。

これを読んでくださっているあなたへ。

世の中の苦しみすべてを、ひとりで背負う必要はないんです。

ご自分にできる小さなこと――無駄にしない、残さない、感謝していただく――を、目の前の食事の中で続けていく。それで十分なんです。

ご自分の食生活を変えることが「正解」なのか、肉も含めて感謝していただくことが「正解」なのか――それは、あなたご自身の心がいちばん落ち着く形を選んでいいんですよ。

そして、愛犬さんは肉食の動物ですからね。あの子の体と命のためにも、安心してお肉を食べさせてあげてくださいね。

それも立派な命の循環の一部なんですよ。

この回答を書いたカウンセラー

たま先生

たま先生

たまお悩み相談室 代表カウンセラー

掲示板でお答えしたご相談 258件

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