27歳になる息子が就職できずに、まだ学生をしています。アルバイトもしておらず、ずっと家にいます。
本人も悩んで苦しんでいるとは思うのですが、極端に口数が少なく何を考えているのか分かりません。どういう言葉をかければいいのか悩んでいます。
先日、元夫から「あと1年で仕送りを止める」と宣言されました。私がここで手を差し伸べてしまうと息子の自立を妨げてしまう気がします。
親としては、ただ息子を信じて見守るしかないのでしょうか。
最終更新日:
27歳の息子が就職せず家に引きこもりがち。自立を促すには見守るしかない?(60代・女性)
相談内容の要約
- 27歳の息子が就職できずに学生を続け、アルバイトもせずずっと家にいる
- 元夫から「あと1年で仕送りを止める」と宣言され、どう対応すべきか悩んでいる
- 手を差し伸べると自立を妨げる気がして、ただ信じて見守るべきか迷っている
Q
お母様として、とてもご心配ですよね。息子さんは27歳という立派な大人ですから、おっしゃる通り、基本的には信じて見守るしかありません。
それに加えて、息子さんのために少し距離を持つことも大切です。直接的な援助でなくても、今後もずっと住むところとお食事を提供し続けていれば、彼の中から働く意欲を芽生えさせるチャンスを削ぐことになってしまいます。
ですから、自立を促しつつ、まずは今の状況の中で生活費を入れるように、お話をされてみてはいかがでしょうか。もし、息子さんご自身が動くのが難しいという状況であれば、お母様が公的な就労支援機関などにご相談にいくなど、「自立ありき」でサポートされてみてはいかがでしょうか。
息子さんが28歳になるまでのあと1年、仕送りをしてくださった元のご主人にしっかり感謝すること。これを、お母様と息子さんが一緒に共有して感謝していかれることも、大きな助けになっていくと思います。前にしっかり進んでいきましょうね。
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たま先生のプロフィール
たま先生(中森 万美子)
「たま お悩み相談室」代表カウンセラー

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「少し距離を持つことが大切」「生活費を入れるようにお話ししてみては」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、人が本当の意味で自立に向かって動き出すためには、「今のままではいられない」という環境の変化が必要だからなんです。
親御さんからすれば、思い悩んでいる我が子を見ると、どうしても安全な場所や食事を用意して守ってあげたくなりますよね。その深い愛情は本当に素晴らしいものです。しかし、完全に安心しきれる環境がずっと与えられ続けると、心は「まだこのままでも生きていける」と無意識に甘えてしまい、自分から外へ踏み出すエネルギーがなかなか湧いてきません。
成人したお子さんの自立のことで悩まれている方は、実はとても多くいらっしゃいます。 同じように悩まれている方は、まずは親が「子どもの人生の課題」を背負いすぎないことを意識してみてください。子どもには自分で自分の人生を切り拓く力があると信じて、あえて先回りして手を出さない「見守る勇気」を持つことが、一番の愛情になることもあります。
そして、ご家庭の中だけで抱え込まず、外部の公的なサポート機関などを積極的に頼ってくださいね。お母様ご自身の心が休まり、少しでもゆとりを持つことが、結果的にお子さんの前進にも繋がっていきますよ。
何か他にもお悩みがあれば、いつでも私にご相談くださいね。応援しています。