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「変わりたいのに変われない自分が嫌い」と責めてしまうあなたへ。心理学で紐解く原因と克服法

「もっとテキパキ行動できる自分になりたい」

「今の性格を変えて、堂々と人と話せるようになりたい」

「ダイエットも勉強も、三日坊主で終わる自分を変えたい」

そう思って決意するのに、気づけばいつもの自分に戻っている。

そして、そんな自分に対して「変わりたいのに変われない自分が嫌い」と、深い自己嫌悪に陥ってしまうことはありませんか?

私のカウンセリングルームにも、あなたと同じように「自分が情けない」「意志が弱い」と涙を流される方がたくさんいらっしゃいます。

でも、最初にお伝えさせてください。

あなたが変われないのは、あなたの意志が弱いからでも、あなたがダメな人間だからでもありません。

実は、私たちの脳には「変化を嫌う」という強力なメカニズムが備わっているのです。

むしろ、変われないことは生物として「正常」な反応と言えるのです。

この記事では、心理学と脳科学の視点から、なぜ私たちは「変わりたいのに変われない」のか、そしてその苦しいループから抜け出すための具体的な方法をお伝えします。

自分を責めるのは、この記事を読み終えるまで少しだけお休みしてくださいね。

たま先生

たま先生(中森 万美子)

「中森万美子鍼灸院」院長、「たま お悩み相談室」代表カウンセラー。 東洋医学で体を整え、カウンセリングで心に寄り添う「心身一如」のケアが信条。 FM845パーソナリティ。SNSフォロワー4万人超。著書『40歳からの幸せの法則』。

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目次

「変わりたいのに変われない自分が嫌い」その苦しみは向上心の裏返しです

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まず知っていただきたいのは、あなたが感じている「自分が嫌い」という感情の正体です。

理想が高いからこそ、今の自分に満足できない

どうでもいいことに対して、人は悩みません。

あなたが「変わりたいのに変われない」と悩み、苦しんでいるのは、それだけ「もっとより良い人生を送りたい」「自分はもっとできるはずだ」という高い理想と向上心を持っている証拠です。

現状維持で満足している人は、変われない自分を責めたりしません。

あなたは、自分の可能性を誰よりも信じているからこそ、現状とのギャップに苦しんでいるのです。

自己嫌悪は「本気で人生を良くしたい」というエネルギー

「自分が嫌い」という感情は、とても辛いものです。しかし、裏を返せばそれは「今のままでは終わりたくない」という強烈なエネルギーでもあります。

今はそのエネルギーの向け先が、自分を攻撃する方向(内側)に向いてしまっているだけ。

そのエネルギーのベクトルを、ほんの少し「行動」や「工夫」に向けることができれば、あなたは驚くほどの力を発揮できるはずです。

ですから、まずは悩んでいる自分自身を「それだけ真剣なんだな」と認めてあげてください。

おうち東洋医学レッスン

なぜ?変わりたいのに変われない根本原因は「意志の弱さ」ではありません

40代

多くの人が陥る最大の誤解。それは「変われないのは意志が弱いからだ」という思い込みです。

心理学的に見ると、原因はまったく別のところにあります。

脳の防衛本能「ホメオスタシス(恒常性)」の正体

私たちの体には、体温を一定に保ったり、怪我を自然に治そうとしたりする機能が備わっています。これを「ホメオスタシス(恒常性)」と呼びます。

実は、心や脳にもこのホメオスタシスが働きます。

脳にとっての最優先事項は「生命の維持」です。脳は、今の状態で生きていられるなら、わざわざリスクを冒して変化することを好みません。

  • 今の状態(変わる前) = 安全・安心(生きている実績がある)
  • 新しい状態(変わった後) = 未知・危険かもしれない

このように脳が判断するため、あなたが「変わろう!」と決意して新しい行動を始めると、脳は全力で「元の安全な場所に戻れ!」と指令を出します。

これが「三日坊主」や「リバウンド」の正体です。つまり、あなたの意志が弱いのではなく、脳の防衛本能が正常に機能しているだけなのです。

「変わること」=「危険」と脳が判断している

例えば、急に激しい運動を始めたり、生活習慣をガラリと変えようとすると、脳は「異常事態発生!」とアラートを鳴らします。

そして、やる気を失わせたり、体調を微妙に悪くさせたりして、なんとか元の習慣に戻そうとします。

「変わりたいのに変われない」のは、あなたが自分を守ろうとする生存本能が強いために起きている現象とも言えるのです。

潜在意識にある「変わらないことによるメリット」とは

少し厳しい話になりますが、心理学では「疾病利得(しっぺいりとく)」という考え方があります。

「変われない」と悩む一方で、実は心の奥底(潜在意識)では、変わらないことによるメリットを感じている場合があるのです。

  • 挑戦して失敗し、傷つくのを避けられる
  • 「自分はダメだ」と言っている間は、本気を出さなくて済む(言い訳ができる)
  • 誰かに心配してもらえる、構ってもらえる

「そんなはずはない!」と思うかもしれません。

しかし、変わりたいのに変われない状態が長く続いている場合、「変わることで失うもの(メリット)」を無意識に恐れている可能性があるのです。

自分が嫌いになる悪循環(ループ)を断ち切るために

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原因がわかったところで、次は「自分が嫌い」という感情がもたらす悪影響について見ていきましょう。

自己否定がさらに行動力を奪う心理的メカニズム

「なんで私はいつもこうなんだろう…」と自分を責めると、脳内ではストレスホルモン(コルチゾールなど)が分泌されます。

このストレス状態は、脳の「前頭葉」という理性を司る部分の働きを低下させます。

前頭葉は、意志力や計画性をコントロールする司令塔。

つまり、自分を責めれば責めるほど、脳のパフォーマンスが落ち、余計に自分をコントロールできなくなってしまうのです。

「自分を叱咤激励して頑張る」というのは、短期的には効果があっても、長期的には逆効果になることが多いのです。

「0か100か」の完璧主義があなたを動けなくさせている

変わりたいのに変われない人に多いのが、「完璧主義」の思考パターンです。

  • 毎日1時間勉強すると決めたのに、今日は30分しかできなかった。 → 「やっぱり私はダメだ。もうやめよう」

このように、100点以外はすべて0点とみなしてしまう思考(白黒思考)を持っていると、小さなつまずきですべてを投げ出してしまいます。

これでは、いつまで経っても「変わる」というゴールにはたどり着けません。

意志力に頼るのではなく、脳の仕組みを味方につける

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

重要なのは、「気合い」や「根性」で脳のホメオスタシスに勝とうとしないことです。

真正面から戦っても、防衛本能には勝てません。

必要なのは、脳にバレないように、そっと騙しながら変わっていく賢い戦略です。

おうち東洋医学レッスン

変わりたいのに変われない状態から抜け出す5つのステップ

それでは、具体的にどうすればこの苦しい状態から抜け出せるのか。

たまお悩み相談室でも提案している、脳科学に基づいた5つのステップをご紹介します。

1. まずは「変われない自分」を許し、受け入れる(自己受容)

逆説的ですが、変わるための第一歩は「今のままの自分でもいい」と認めることです。

「変わらなきゃ愛せない」ではなく、「変われなくても、生きてるだけで十分頑張ってるよ」と自分に声をかけてあげてください。

自己否定のストレスが減ることで、前頭葉の機能が回復し、冷静に次の行動を考えられるようになります。

2. 脳を騙す「スモールステップ」で目標を再設定する

脳のホメオスタシスを発動させないコツは、「変化だと気づかれないくらい小さな変化」を起こすことです。

  • × 毎日1時間ジョギングする
  • ○ 毎日ウェアに着替えて玄関に出る(走らなくてもOK)
  • × 毎日参考書を5ページ進める
  • ○ 参考書を開くだけ開く

これくらい小さな目標(スモールステップ)なら、脳は「これくらいなら安全だ」と判断し、アラートを鳴らしません。

「こんなの簡単すぎる」と思うレベルから始めるのが、確実に変わるための最短ルートです。

3. 「やる気」に頼らず「環境」を変える工夫をする

人の意志力は、朝起きた時がピークで、夜にかけて消耗していきます。疲れている自分に「意志の力」を期待してはいけません。

  • スマホを見過ぎてしまうなら、物理的に別の部屋に置く箱を用意する
  • 勉強したいなら、机の上に常に教材を開いて置いておく

やる気を出さなくても、自動的に体が動いてしまうような「環境」や「仕組み」を作ることに頭を使いましょう。

4. できたことに目を向ける「加点法」の実践

完璧主義の人は、できなかったことばかり数える「減点法」で自分を採点します。

これを、できたことを数える「加点法」に変えましょう。

  • 「今日は1ページも読めなかったけど、本を手に取ることはできた。+1点」
  • 「イライラしちゃったけど、その後に深呼吸できた。+5点」

小さな「できた」を脳に認識させることで、ドーパミン(報酬系ホルモン)が分泌され、継続するモチベーションが自然と湧いてきます。

5. 思考の癖(バイアス)を客観的に見直す

「私はいつも失敗する」「どうせ私なんて」という口癖や思考の癖に気づいたら、一度立ち止まってみましょう。

それは事実でしょうか? それとも、思い込みでしょうか?

過去に一度でも成功したことや、人から褒められたことはありませんか?

ネガティブなフィルターを通して世界を見ていないか、客観的に自分の思考をチェックする習慣をつけることが大切です。

一人で抱え込まず、たま お悩み相談室で「なりたい自分」を一緒に探しませんか?

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「理論はわかったけれど、一人で実践するのは難しい…」

「自分の思考の癖(バイアス)がどこにあるのか、自分では気づけない」

そう感じるのは当然のことです。自分の心というものは、自分自身が一番見えにくいものだからです。

そんな時は、プロの力を借りるのも一つの賢い選択肢です。

カウンセリングで自分の「変われないパターン」に気づく

「たま お悩み相談室」では、あなたがなぜ「変わりたいのに変われない自分が嫌い」と感じてしまうのか、その根本にある思考パターンや心のブレーキを、対話を通して一緒に解き明かしていきます。

否定も批判も一切しません。

たま先生は、あなたの心の絶対的な味方として、絡まった糸を一本ずつほどくお手伝いをします。

あなただけのペースで変わっていくためのサポート

本やネットの情報は「一般的な正解」しか教えてくれません。

しかし、カウンセリングでは「あなたの性格や生活環境に合った、あなただけの解決策」をオーダーメイドで見つけることができます。

  • 無理のないスモールステップの設計
  • 挫折しそうになった時の気持ちの立て直し方
  • 成果が出た時の喜びの共有

伴走者がいることで、変化への恐怖(ホメオスタシス)を和らげ、安心して前に進むことができます。

たま お悩み相談室の初回相談の流れ

「カウンセリングなんて受けたことがないから不安…」という方もご安心ください。

  1. お申し込み: 公式LINEから簡単にご予約いただけます。
  2. ヒアリング: まずは、今の辛いお気持ちをそのままお話しください。うまく話せなくても大丈夫です。
  3. 整理と提案: お話を伺いながら、何がブレーキになっているのかを整理し、今日からできる小さな一歩をご提案します。

オンラインでの相談になりますので、自宅からリラックスしてお話しいただけます。

まとめ:変わりたいと思った瞬間から、あなたは変わり始めています

「変わりたいのに変われない自分が嫌い」

そうやって何回も検索して、この記事にたどり着いたあなた。

そこまで真剣に悩み、答えを探そうとしている時点で、あなたはもう「変わろうとする行動」を始めています。

どうか、その行動力を否定しないでください。

変わることは、怖いことではありません。

脳の仕組みを理解し、小さな一歩を積み重ねていけば、必ず「今の自分が好き」と思える日が来ます。

もし、その道のりが険しく感じたら、いつでもたまお悩み相談室を頼ってください。

あなたが笑顔で「変われたよ!」と報告してくれる日を、私は心から楽しみに待っています。

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