お悩み相談カウンセラー、鍼灸師、ラジオパーソナリティ、歌手


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「太ってる自分が嫌い」で苦しいあなたへ。その心理と辛い気持ちを手放すヒント


鏡を見るのが辛い、服を選ぶのが苦痛、写真に写りたくない…。

ふとした瞬間に「太ってる自分が嫌い」という強い感情に襲われ、胸が締め付けられるような思いをしていませんか?

私の相談室にも、「痩せられない自分が許せない」「体型のせいで自分に自信が持てない」という悩みを抱えた方が多く訪れます。

あなたは今まで、十分に頑張ってきました。痩せようと努力し、自分を律しようと必死になってきたはずです。それでも思うような結果が出ず、自分を責めてしまっているのですよね。

この記事では、カウンセラーの視点から、なぜ「太ってる自分が嫌い」とこれほどまでに苦しくなってしまうのか、その心理的な背景を紐解きながら、その辛い気持ちを少しずつ手放し、心を軽くするためのヒントをお伝えします。

ダイエットの方法論ではなく、まずはあなたの「心」のケアから始めていきましょう。


たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。

著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる

FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める

SNS総フォロワー数:3万人以上

Voicyにてラジオ配信中

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    『たま お悩み相談室』は、夫婦関係・家族・職場など、身近な人には話しづらい悩みをオンラインで気軽に相談できます。

    なぜ「太ってる自分が嫌い」と強く感じてしまうのか

    単に体重が重いという事実以上に、なぜそこまで自分を「嫌い」という強い言葉で否定してしまうのでしょうか。

    その背景には、あなたの性格や、知らず知らずのうちに刷り込まれた思い込みが隠れていることが多いのです。

    体型へのコンプレックスと「自分への厳しさ」の関係

    「太ってる自分が嫌い」と悩む方の多くは、実はとても真面目で、自分に対して厳しい性格を持っています。

    「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」という理想が高いため、そこから少しでも外れている今の自分が許せなくなってしまうのです。

    この厳しさは、仕事や勉強では「向上心」としてプラスに働くこともありますが、体型の悩みに関しては、自分自身を追い詰める刃(やいば)になってしまいます。「太っていること」=「自己管理ができていない怠惰なこと」と捉え、自分の人格ごと否定してしまっていませんか?

    「痩せていないと価値がない」という思い込みの正体

    「痩せれば愛される」「太っていたら誰からも必要とされない」。

    心のどこかで、そんな条件付きの価値観を持っていないでしょうか。

    これは過去に体型のことで誰かに傷つく言葉を言われた経験や、幼少期の家庭環境などが影響していることがあります。「そのままのあなたで素晴らしい」という感覚(自己肯定感)が揺らいでいる時、私たちは目に見える分かりやすい指標である「体型」や「体重」に自分の価値を依存させてしまいがちです。

    SNSや周囲との比較で自己肯定感が下がっている

    現代は、スマホを開けばスリムでキラキラしたモデルやインフルエンサーの写真が溢れています。

    無意識のうちにそれらの「加工された完璧な姿」と「現実の自分」を比較し、「太ってる自分が嫌い」という感情を強化してしまっているのです。

    SNSで見ている世界は、切り取られたほんの一瞬です。しかし、比較の渦中にいると、「周りはみんな細くて幸せそうなのに、私だけが太くて惨めだ」という孤独感に苛まれてしまいます。

    「太ってる自分が嫌い」なままだとダイエットがうまくいかない理由

    実は、カウンセリングの現場でよくお伝えすることがあります。

    それは、「自分を嫌いなままダイエットをしても、成功しにくい」ということです。

    矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、これには心理学的な理由があります。

    自己否定のストレスが暴飲暴食の引き金になる

    「こんな太ってる自分はダメだ」と自分を責めることは、脳にとって強烈なストレスです。

    ストレスを感じると、脳は快楽物質であるドーパミンを欲しがります。手っ取り早くドーパミンを出してくれるのが、糖質や脂質たっぷりの食事です。

    つまり、「太ってる自分が嫌い」と自分を責めれば責めるほど、脳はストレス解消のために過食を求め、結果としてさらに太ってしまう…という悲しい悪循環(負のループ)に陥ってしまうのです。

    完璧主義が招く「どうでもいいや」というリバウンド

    自分を嫌っていると、ダイエットの基準も極端になりがちです。「明日から絶食しよう」「毎日1時間走ろう」など、過酷なルールを課してしまいます。

    しかし、人間ですから完璧に続けることは不可能です。一度でも食べてしまったり、運動をサボったりした瞬間に、「やっぱり私はダメだ」「もうどうでもいいや」と自暴自棄になり、反動でドカ食いをしてしまう。これがリバウンドの正体です。

    自分を大切に扱わないと体は変化に応えてくれない

    「嫌いな相手」のために、何かしてあげたいと思えるでしょうか? おそらく難しいですよね。

    それは自分自身に対しても同じです。

    「太ってる自分が嫌い」という気持ちは、自分の体への攻撃です。攻撃されている体は、緊張状態で代謝も落ちてしまいます。逆に、「自分の体を大切にしよう」という慈しみの気持ちがある方が、健康的な食事を選んだり、心地よく体を動かしたりすることが自然とできるようになり、結果として体型も整いやすくなります。

    「太ってる自分が嫌い」な状態から抜け出すためのマインドセット

    では、どうすればこの苦しい気持ちから抜け出せるのでしょうか。

    いきなり「自分を大好き」になる必要はありません。まずは少しだけ、考え方の角度を変えてみましょう。

    「今のままの自分」を一旦認めることから始める

    「太っている自分」を肯定できなくても構いません。ただ、否定もせずに「事実」として認めることから始めます。

    「ああ、私は今、自分の体型が気に入らなくて辛いんだな」「鏡を見るのが嫌なんだな」と、自分の感情を実況中継するように受け止めてみてください。

    「嫌ってはいけない」と思うと余計に辛くなります。「嫌だと思ってもいいよ」と自分に許可を出すことで、張り詰めていた心がふっと緩む瞬間が訪れます。これが変化への第一歩です。

    体重の増減と「あなたの性格や魅力」は無関係だと知る

    あなたの体重が5キロ増えようが減ろうが、あなたの「優しさ」「誠実さ」「笑顔の素敵さ」「仕事の能力」といった本質的な価値は1ミリも変わりません。

    体型はあなたの「一部」であって、「全て」ではないのです。

    脂肪はただのエネルギーの貯蓄であり、あなたの人格の汚れではありません。この事実を、何度でも自分に言い聞かせてあげてください。

    痩せる目的を「他人からの評価」から「自分の心地よさ」に変える

    「人に馬鹿にされたくないから痩せる」という恐怖や不安モチベーションは、長続きしませんし、何より心が疲弊します。

    これからは、「体が軽い方が自分が気持ちいいから」「好きな服を着て自分がワクワクしたいから」という、自分のための理由にシフトしていきましょう。主語を「他人」から「自分」に戻すだけで、プレッシャーは驚くほど軽くなります。

    少しずつ自分を好きになるための具体的な行動

    心持ちを変えるとともに、日常のちょっとした行動を変えることで、「太ってる自分が嫌い」という感覚は薄れていきます。

    鏡の前で自分の体に対して感謝の言葉を伝える

    毎日、自分の体を批判ばかりしていませんか?

    今日はお風呂上がりや着替えの時に、心の中で(できれば声に出して)こう言ってみてください。

    「今日も動いてくれてありがとう」「心臓も足も、文句も言わずに働いてくれてありがとう」

    体型への不満は一旦横に置いて、機能への感謝を伝えます。自分の体を「敵」ではなく「味方」だと認識し直すトレーニングです。

    心地よい服やケアで「太っている今の自分」をもてなす

    「痩せたら可愛い服を買おう」「太ってるから安物でいい」と、今の自分を蔑ろにしていませんか?

    それは「今のあなたには価値がない」と自分にメッセージを送っているのと同じです。

    今、この瞬間の体型でも心地よく着られる肌触りの良い服を着たり、いい香りのボディクリームを塗ったりして、今の自分を「もてなして」あげてください。大切に扱われると、自己肯定感は自然と回復していきます。

    他人の目を気にせず「自分がやりたいこと」を優先する

    「太ってるから海には行けない」「太ってるからこの集まりには顔を出せない」と、行動を制限するのはやめましょう。

    あなたが思っているほど、他人はあなたの体型を見ていません。

    体型を理由にやりたいことを我慢するのをやめ、「私はどうしたい?」と問いかけて行動してみましょう。楽しんでいる時のあなたは、誰がなんと言おうと魅力的です。

    一人で「太ってる自分が嫌い」という悩みと戦い続けなくていい

    ここまで読んでも、どうしても「太ってる自分が嫌い」という気持ちが消えず、涙が出てしまう夜もあるかもしれません。

    長年抱えてきた自己否定の癖は、一人で直そうとすると根気がいりますし、時に苦しいものです。

    誰かに辛い気持ちを話すだけで心は軽くなる

    「太っている自分が嫌だ」という悩みは、家族や友人には話しにくいこともあります。「気にしすぎだよ」「痩せればいいじゃん」と軽く言われて、余計に傷つくのが怖いからです。

    そんな時は、利害関係のない第三者や専門家に話を聴いてもらうのが有効です。言葉にして外に出す(放す)ことは、心を癒やす(手放す)ことにつながります。

    根本的な自信を取り戻す「たまお悩み相談室」のカウンセリング

    私たち「たま お悩み相談室」では、体型の悩みそのものだけでなく、その奥にある「自己否定」や「生きづらさ」の根っこにアプローチするカウンセリングを行っています。

    • どうしても自分を許せない
    • 過食と自己嫌悪のループから抜け出したい
    • ダイエットに成功しても、自分を好きになれない気がする

    そんな不安を、たま先生と一緒に解きほぐしていきませんか?

    無理にポジティブになる必要はありません。あなたのペースで、あなたが自分自身と仲直りするためのお手伝いをさせていただきます。

    心が整うと、自然と体型についての捉え方も変わる

    不思議なことに、カウンセリングを通じて心が満たされ、自分を受け入れられるようになると、執着していた過食が止まったり、自然と健康的な生活ができるようになったりする方がたくさんいらっしゃいます。

    心が整うことが、結果として体が変わる一番の近道なのです。

    まとめ:あなたはもう、自分を責めなくていい

    「太ってる自分が嫌い」。そう思ってしまうほど、あなたは理想に向かって真剣に生きてきました。

    でも、もう自分を責めるのは終わりにしましょう。

    あなたは、痩せていなくても、今のままでも、愛される価値がある存在です。

    そのことを忘れないでくださいね。

    もし、一人で抱えきれなくなったら、いつでも「たま お悩み相談室」のドアを叩いてください。

    私はいつでも、あなたの味方です。


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