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旦那といると自分が嫌いになる…優しい人ほど陥る原因と自分を取り戻す5つの対処法


「職場や友人の前では穏やかなのに、旦那の前だとイライラして鬼のような形相になってしまう…」

「夫の些細な言動に傷つき、言い返してしまう自分に深く落ち込む」

ふとした瞬間に鏡に映った自分の顔を見て、あるいは激しい言い合いの後の静寂の中で、「旦那といると自分が嫌いになる」と一人涙を流していませんか?

実は、当相談室にいらっしゃる女性の多くが、夫への不満以上に「夫に対してひどい態度をとってしまう自分自身」に苦しんでいます。

あなたは決して、性格が悪いわけでも、冷たい人間でもありません。

「旦那といると自分が嫌いになる」という感情は、あなたの心が限界を訴えているサインであり、むしろあなたがこれまで家庭を守ろうと必死に頑張ってきた証拠なのです。

この記事では、なぜ夫といると自己嫌悪に陥ってしまうのか、その心理的なメカニズムと、今日からできる心を守るための対処法を紐解いていきます。

もう、自分を責めるのは終わりにしましょう。


たま お悩み相談室』の代表として、夫婦関係・人間関係・人生の悩みなど、誰にも言えない気持ちに寄り添いながら、一人ひとりが“自分を大切にできる生き方”をサポートしています。

著書『40歳からの幸せの法則 ― 自分ファーストで心も時間も自由になる

FM845にて10年以上、ラジオパーソナリティを務める

SNS総フォロワー数:3万人以上

Voicyにてラジオ配信中

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    なぜ旦那といると自分が嫌いになるのか?隠された心理的メカニズム

    30代

    「昔はこんな性格じゃなかったのに」

    そう感じるなら、それはあなたの性格が変わったのではなく、環境と関係性があなたを追い詰めている可能性が高いです。

    なぜ「旦那といると自分が嫌いになる」のか、その深層心理にはいくつかのパターンがあります。

    外では穏やかなのに…夫の前だけで攻撃的になってしまう理由

    外で仕事や育児、人間関係を円滑に進めるために、あなたは無意識に「ちゃんとした自分」でいようと気を張っていませんか?

    本来、家庭はそうした緊張を解き、素の自分でリラックスできる場所であるはずです。

    しかし、夫があなたの期待に応えてくれなかったり、無神経な言葉を投げかけたりすると、外で抑え込んでいたストレスの堤防が決壊します。

    「一番わかってほしい相手にわかってもらえない」という絶望感が、怒りとなって噴出してしまうのです。

    夫の前だけで攻撃的になるのは、あなたが夫に甘えたい、理解してほしいという裏返しの感情を持っているからこそ。決してあなたが狂暴な人間だからではありません。

    夫の「受動的な態度」が引き起こすあなたの罪悪感

    「何を言っても暖簾に腕押し」「言わないと動かない」

    こうした受動的な夫を持つ妻は、常に指示出しや管理を強いられます。

    • 何度も同じことを注意する自分
    • 細かいことをガミガミ言う自分

    夫が主体性を持たないことで、結果的にあなたが「口うるさい妻」という役回りを演じさせられているのです。

    この場合、あなたが嫌っているのは本来の自分ではなく、「夫によって引き出された、管理者のような自分」です。

    それは「夫源病」や「カサンドラ症候群」の予兆かもしれません

    もし、夫の言動に対して動悸がしたり、めまいがしたり、あるいは感情のコントロールが全く効かなくなっているなら、それは「夫源病(ふげんびょう)」や「カサンドラ症候群」の入り口に立っているかもしれません。

    夫とのコミュニケーション不全が原因で、あなたの心身に不調が出ている状態です。

    「自分が嫌い」と感じるのは、心が正常な判断力を失いかけ、すべての原因を自分に向けてしまっている「自責の罠」である可能性が高いことを知っておいてください。

    「旦那といるときの自分が嫌い」という状態を放置するリスク

    「私が我慢すればいい」「私がもっと優しくなればいい」

    そう思って自分の感情に蓋をし続けることは、非常に危険です。

    自己肯定感が削られ続け、無気力状態に陥る危険性

    毎日自分を嫌いになり続けると、ボディブローのように自己肯定感が削られていきます。

    「私なんてダメな人間だ」「誰も私を必要としていない」と思い込むようになり、最終的にはうつ状態や無気力状態(学習性無力感)に陥るリスクがあります。

    夫婦関係だけでなく、子どもへの影響が出ることも

    お母さんが自分自身を嫌っている状態は、残念ながら子どもにも伝わります。

    常にピリピリしていたり、溜息をついていたりする姿は、家庭全体の空気を重くします。

    また、「お父さんのせいでママが怒っている」という構図は、子どもの情緒にも少なからず影響を与えてしまいます。

    本当の自分を見失う前に気づくべき「心のSOS」

    「旦那といると自分が嫌いになる」という検索をして、この記事にたどり着いた今が、まさに気づきのタイミングです。

    これは「もっと頑張れ」というサインではなく、「今のやり方や距離感を変えないと、あなたが壊れてしまうよ」という心からのSOSなのです。

    嫌いな自分とお別れする!今日からできる具体的な対処法

    30代

    今の状況を変えるために、いきなり離婚や別居といった大きな決断をする必要はありません。

    まずは、あなたの心を守り、自分を好きだった頃の感覚を取り戻すための小さなステップから始めましょう。

    まずは「物理的な距離」を確保してクールダウンする

    自分が嫌いになりそうな瞬間、物理的に離れるのが最も即効性があります。

    • トイレにこもる
    • 週末に一人でカフェに行く時間を貰う
    • 寝室を別にする

    「同じ空間にいない時間」を作ることは、逃げではなく、お互いの精神衛生を守るための「戦略的撤退」です。夫の視界に入らない時間を意図的に作りましょう。

    アドラー心理学に学ぶ「課題の分離」で夫の機嫌を背負わない

    アドラー心理学の「課題の分離」を取り入れましょう。

    夫が不機嫌だったり、だらしなかったりするのは「夫の課題」です。

    それを何とかしてあげよう、直してあげようとするのは、他者の課題への介入です。

    「夫は不機嫌になりたいからなっているんだ」と割り切り、「私は私の機嫌をとる」ことに集中してください。境界線を引くことで、イライラは驚くほど減ります。

    完璧な妻をやめる勇気を持つ(60点の自分でOKを出す)

    旦那といると自分が嫌いになる人は、責任感が強く完璧主義な傾向があります。

    「良い妻でいなければ」「家事を完璧にこなさなければ」という自分へのノルマを下げましょう。

    部屋が多少散らかっていても、夕食が総菜でも、あなたが笑顔でいることのほうが、家庭にとっては価値があります。

    60点の自分で「今日はこれでよし!」と自分にハナマルをつけてあげてください。

    夫ではなく「自分」を主語にして感情を書き出す

    ノートやスマホのメモに、今の感情を書き出してみましょう。

    この時、「夫が〇〇したから腹が立つ」ではなく、「私は、〇〇されて悲しかった」「私は、もっと大切にされたかった」と、I(アイ)メッセージで主語を自分にして書いてみます。

    自分の感情を客観視(外在化)することで、「私は怒っているのではなく、悲しかったんだ」と本当の気持ちに気づき、自分をいたわる気持ちが芽生えます。

    どうしても苦しい時は専門家を頼る選択肢を

    カウンセリング 30代

    いろいろ試してみても、どうしても夫の顔を見ると自己嫌悪が止まらない。

    そんな時は、プロの力を借りることを検討してください。

    夫婦の問題は、当事者同士だけでは解決が難しい理由

    夫婦という密室の関係では、お互いの感情が絡まり合い、冷静な話し合いができないことがほとんどです。

    「自分が悪いのか、相手が悪いのか」の犯人探しになってしまい、余計に傷つけあってしまうケースが後を絶ちません。

    第三者(カウンセラー)を入れることで見える解決の糸口

    カウンセラーという利害関係のない第三者が入ることで、絡まった糸を客観的にほぐすことができます。

    あなたが気づいていない「思考の癖」や、夫側の心理状態を分析することで、今まで見えなかった解決の糸口が見つかることがあります。

    たま お悩み相談室では「あなた自身の幸せ」を最優先に考えます

    「たま お悩み相談室」では、無理に夫婦関係を修復することだけをゴールにはしていません。

    大切なのは、「あなたがあなたらしく笑って過ごせること」です。

    そのために、夫婦関係を再構築すべきなのか、それとも少し距離を置くべきなのか、あなたの心の声を聞きながら一緒に考えていきます。

    「こんなこと相談してもいいのかな?」と思うようなことでも大丈夫です。

    まずは、重たい荷物を一度ここに降ろしに来てください。

    まとめ:旦那といると自分が嫌いになる悩みは、新しい自分への転換期

    「旦那といると自分が嫌いになる」

    その苦しみは、あなたがより良く生きたいと願っているエネルギーの裏返しです。

    自分を責めるのをやめ、少しだけ視点を変えることで、そのエネルギーを「自分を大切にする方向」へ向けることができます。

    あなたはもう十分頑張ってきました。

    これからは、夫のためではなく、あなた自身のために時間と心を使ってあげてください。

    一人で抱え込まず、いつでもたま先生を頼ってくださいね。


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