25年間という本当に想像を絶する大変なご経験をされて、ようやく平穏な幸せを手に入れたところで、今回の彼のこと。心が大きく揺さぶられて、とてもご心配でしたね。
まず、「彼を信じて良いのか」というところですが、一緒に考えてみましょうか。このお相手には、過去に「体だけのお相手」がいらしたということですよね。ご相談者様は、それを一般的なことだとお考えになりますでしょうか。
もちろん世の中にはいろんな考え方がありますが、異性とのお付き合いの中で、何か特定の目的だけに限定して、しかもこの彼のようにセクシャルな関係だけを都合よく切り離す。果たしてこの関係が、本当に健全なスタイルの人間関係と言えるのかな、というところなんです。
このお相手の彼は、そういう「バランスの悪い関係」を、一つの形として悪びれずに持っていられる方だということです。たとえ今回、彼が「君に対する気持ちは違うよ」と言ったとしても、根本的な価値観として「そういう関係を結べる方」を、ご自身の人生のパートナーとして信じていくのかどうか。そこを一度、立ち止まって考えてみられてはいかがでしょうか。
そして、「これ以上の幸せを望むのは間違っていますか?」ということなんですが、どうしてご自身の幸せになることに制限をつけられるんでしょうかね。
私たちはこの世に生まれ、幸せな人生を送るのが基本なんです。そして、周りの人を大切にして、社会の中で生きていく。これが「生きる」ということです。やりたいことにはどんどんチャレンジして、やってくる幸せは遠慮せずに全部受け取ればいいんですよ。
ご相談者様はこれまで、前のご主人様が本当に大変な方だった中で、きちんとお子さんを立派に育て上げて社会に出し、ご自身も自立するという、本当に大きくて素晴らしい仕事を成し遂げられましたからね。本当にすごいことです。どうかご自身に、もっと自信を持ってください。
これからは「絶対に幸せでいる」と覚悟を決めて、ご自身の人生を歩んでくださいませね。
たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、「セクシャルな関係だけを切り離すのが健全なスタイルなのか考えてみてください」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、人間関係を「都合の良い部分だけ」で切り取れる人は、相手と深く向き合うことや、心と心の責任を負うことを避ける傾向があるからなんです。
これを心理学の視点で見ると、「相手をひとりの人間として尊重できているか」という境界線の問題に繋がります。過去に傷ついた経験があると、「優しくしてくれたから」と相手の言葉だけを信じたくなってしまうものですが、本当の誠実さというのは「言葉」ではなく「日々の行動や価値観」にこそ表れるものです。ご自身の心をこれ以上すり減らさないためにも、違和感にはしっかり蓋をせずに見つめてあげてくださいね。
また、「これ以上の幸せを望むのは間違っているのか」というご相談者様の問いですが、長年DVやモラハラなど過酷な環境に身を置き続けると、人は平穏な状態になったときに無意識の不安を感じ、「私にはこれくらいの幸せが分相応だ」と自らブレーキをかけてしまうことがあります。これは『幸せ恐怖症』とも呼ばれる心の防衛反応です。
今この記事を読んでいる方の中にも、「私なんかが幸せになっていいのかな」と自分を制限してしまう方がいるかもしれません。でも、あなたが我慢する必要なんて、もうどこにもないんですよ。
「私はもう、心から安心して笑える恋愛だけを選ぶ」と決めていいんです。不安や疑いを抱えながら付き合う関係ではなく、あなたが心からリラックスできる、温かい幸せだけを遠慮なく受け取ってくださいね。応援しています。