私は兄弟の末っ子ですが、1番上の兄弟と私では奨学金の額に550万円以上の差があります。親の経済状態が悪化したせいで、私だけが満額を借りて仕送りもゼロでした。学生時代からバイト漬けで、今もたった1人で返済を続けています。
返済のために20代から自営業で必死に働いてきましたが、サラリーマンだった父には猛反対され、絶縁寸前になりました。コロナ禍で仕事が大変だった時も、家族からの心配の連絡は1つもありませんでした。
それなのに、専業主婦の姉は親に甘えるのがうまく、親は今、姉の子供(孫)に貢いでいるようです。 兄弟でこんなに差があるなら産まなければよかったのに、大学なんて行かなければよかったと、親への恨みと過去への後悔で毎日が真っ暗です。この格差は、普通の家庭でもあり得ることなのでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、「自立して生きる力こそが一番のプレゼント」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、「目に見える愛情」と「目に見えない財産」の価値に気づいていただきたかったからなんです。
親からお金を出してもらったり、心配してもらったりするのは、とてもわかりやすい「目に見える愛情」ですよね。だからこそ、それをもらえないと「私は愛されていないんだ」「理不尽だ」と深く傷ついてしまいます。同じ兄弟ならなおさらです。
でも、少しだけ視点を変えてみてください。 あなたは、親の援助がなくても、奨学金を背負ってでも、自営業という厳しい世界で生き抜き、自分の足でしっかりと立っています。この「逆境を乗り越える強さ」や「自分でお金を生み出す能力」は、誰かに奪われることのない「目に見えない一生の財産」です。お姉さんがもらっているお金以上に、はるかに価値のあるものなんですよ。
この記事を読んでくださっている方の中にも、親や兄弟との扱いの差に苦しんでいる方がいらっしゃるかもしれません。 「どうして私だけ」と心が真っ暗になってしまう時は、どうか「親が与えてくれなかったもの」ではなく、「自分がこれまで獲得してきた力」に目を向けてみてください。
あなたはもう、親の庇護がなくても生きていける、強くて美しい大人です。過去への後悔や親への恨みで心をすり減らすのではなく、「一人で生き抜く力を持っている自分」をたくさん褒めて、ご自身の人生を大切に歩んでいってくださいね。いつでも応援していますよ。