今回、私がご相談者様に「ご自身の思い込みが娘さんを生きづらくさせていないか見つめ直してみては」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、親が自分の抱えるコンプレックスや過去の傷を、無意識のうちに子供に「投影」してしまうことがよくあるからです。
お母様ご自身が「歯並びが悪い=恥ずかしい、不幸だ」と強く信じていると、娘さんが口元を隠すたびに「ごめんね」と謝りたくなってしまいますよね。しかし、大好きなお母さんから繰り返し謝られることで、娘さんは「私のこの状態は、お母さんが謝るほど可哀想で恥ずかしいことなんだ」と深く思い込んでしまうのですね。
お母様の深い愛情ゆえの苦しみではあるのですが、まずは親であるご自身が「歯並びが悪くても、あなたの笑顔はそのままで十分素敵だよ」と心から肯定してあげることが、娘さんの心を救う何よりの第一歩になります。
この記事を読んでくださっている方の中にも、ご自身の過去のコンプレックスを子供や身近な人に重ねてしまい、過剰に心配している方がいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、相手の問題と自分の過去の痛みをしっかりと切り離す練習をしてみてください。「私は苦労したけれど、この子は大丈夫」と信じてあげることで、あなた自身の心もスッと軽くなり、本来の優しい愛情が相手に真っ直ぐ伝わるようになりますよ。焦らず、まずはご自身の過去の傷を優しく撫でてあげてくださいね。