45歳の男性です。僕の妻は何でも白黒つけないと気が済まない性格です。一方、僕の母は明るく社交的な人です。 先日、娘の誕生日に母がお祝いの洋服を持ってきてくれました。娘は大喜びでしたが、その夜、妻から「お母さんのプレゼントはもう断ってほしい。毎回お礼を考えるのが苦痛だ」と言われました。
僕が「お礼ならこちらから言っているからいいよ」と伝えても、「そういう問題ではない。お礼を言わなければと考えること自体がストレスだ」と言います。実際、これまでも母には僕と娘からお礼を伝えており、妻に促したことは一度もありません。また母もそれを気にするタイプではなく、弟の妻もお礼を言ったことがないと聞いています。
母の肩を持つようですが、母はただ孫の喜ぶ顔が見たいだけです。その善意を僕はどうしても踏みにじれません。これまで妻は正論をかざして親戚や職場の仲間、ご近所さんも裁いて孤立しています。勤勉な妻と、この先どのように付き合えばいいのでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
今回、私がご相談者様に「正しさを押し付けると楽しさがなくなる」「ご自分が良いと思う方を実践してみては」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、「白黒思考(0か100かの極端な思考)」に陥っている方は、自分自身のマイルールで自分を強く縛り上げ、常に心が緊張状態にあるからです。
奥様が「お礼を考えるだけでストレス」と感じるのは、決して意地悪やわがままからではなく、「もらうからには完璧なお礼をしなければならない」というご自身の「正しさ」に苦しめられているからなんですね。
しかし、夫であるご相談者様が「母は気にしていないよ」と正論で説得しようとしたり、相手のペースに巻き込まれて一緒に悩んだりしても、お互いに意固地になってしまいます。「他人の心の基準」を変えることはできないのです。
この記事を読んでくださっている方の中にも、身近な人の「正しすぎるルール」に息苦しさを感じている方がいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、相手のルールを無理に正そうとするのではなく、まずはあなた自身が「心地よいこと」「楽しいこと」を選ぶ姿勢を見せることが大切です。あなたがリラックスして笑顔で過ごす姿を見せることで、頑なだった相手の心も少しずつ緩んでいくことがあります。「正しさ」よりも「楽しさ」や「温かさ」を大切にしながら、ご夫婦それぞれの心の負担をふわりと軽くしてあげてくださいね。