50歳の男性です。高校を出てからずっと現場で体力仕事をしてきました。雨の日も風の日も体を張って家族を養ってきましたが、最近体が悲鳴をあげています。腰も膝もボロボロで、朝起きても疲れが取れません。このまま定年まで体が持つのかという恐怖があります。
だから全く違う仕事に転職したいのです。憧れは冷暖房の効いた部屋でするデスクワークです。でも私はパソコンなんてほとんど触ったことがなく、スマホでメールを見るのがやっとです。50歳未経験、パソコンもできないおじさんが事務職になるなんて、夢を見すぎでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「事務職という枠にこだわらず視野を広げてみて」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、人は不安やプレッシャーが大きくなると「これしかない!」と視野が極端に狭くなってしまう傾向があるからなんです。
ご相談者様は「体が限界」「でもパソコンができない」という板挟みの中で、「なんとか事務職にならなければ」とご自身を無意識に追い詰めてしまっている状態でした。心が焦っていると、できないことばかりに目が行き、自信を失ってしまいますよね。そこで、まずは「事務職」という限定的なゴールから、「体に負担のかからない環境」へと目的を少し広げることで、心の緊張を解きほぐしていただきたかったのです。
長年、ご家族のために体を張ってこられたご自身の努力は、決して消えることのない素晴らしいキャリアです。その誇りまで見失う必要はありません。新しいスキルを学ぶことは、何歳からでも可能ですし、心がリラックスしていれば新しい挑戦への意欲も自然と湧いてきます。
この記事を読んでくださっている皆さんも、もし今の働き方や将来に強い不安を感じたときは、「自分には何もない」「もう手遅れだ」とご自身を否定しないでくださいね。心が焦りや不安でいっぱいになったときは、「自分が本当に望んでいる状態(安心できる環境など)」をもう一度優しく見つめ直し、今の自分にできる小さな一歩から始めてみましょう。
一人で抱え込んで苦しいときは、いつでもここでお話しを聞かせてくださいね。一緒に心を整理して、あなたらしい次の一歩を見つけていきましょう。