50歳の女性です。「心と体のケア(セルフケア)」と聞くと、粗食にしたり早寝早起きをしたり、厳しいルールのことかと思ってしまいます。
ズボラな私にはハードルが高い気がするのですが、こんな私でもできますか?
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50歳の女性です。「心と体のケア(セルフケア)」と聞くと、粗食にしたり早寝早起きをしたり、厳しいルールのことかと思ってしまいます。
ズボラな私にはハードルが高い気がするのですが、こんな私でもできますか?
そうですね。「自分を大切にする」と聞くと、何か厳しいルールや、修行のようなものを想像してしまうかもしれませんが、決してそうではありません。
私たちの心と体は、自分にとって「一番の味方」なんですね。そして、この心と体が元気でなければ、今のこの人生を楽しむことはできません。とても大切な自分自身の心と体ですから、それを優しく労わって大事にしてあげることが、本当のセルフケアです。
特別な「あれをやらなきゃ」「これをやらなきゃ」と自分を追い込むのではなくて、自分が自分のために「良いな」「心地いいな」と思うこと。そして、何より「自分に無理をさせないこと」が大切なんです。
何かを決める時、例えばお食事を召し上がる時や、お仕事をされる時に、「今の自分に無理はないかな?」「自分が喜ぶのはどちらかな?」と問いかけて、選んでみてください。そして、選んだその時間をゆっくり楽しむ。それが一番の「自分を大切にする」ということなんですよ。

たま先生の解説
心理のポイント
カウンセリングの現場でも、「もっとご自身を大切にしてくださいね」とお伝えすると、「きちんとした生活を送らなければ!」と、かえってプレッシャーに感じてしまう方はとても多くいらっしゃいます。
私が先ほど「特別なことをするのではなく、自分が喜ぶ方を選ぶこと」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、「〜しなければならない」という『べき思考』が強くなればなるほど、心は窮屈になり、エネルギーを消耗してしまうからなんです。
健康のためのケアと聞くと、体に良い食事や規則正しい生活など、ストイックな「正解」を思い浮かべがちですよね。でも、心が本当に求めているのは、厳しい管理ではなく、「今の私、疲れていないかな?」「本当はどうしたい?」と、自分自身の本音に優しく耳を傾けてあげる時間なのです。
この記事を読んでくださっているあなたも、「ズボラだからダメだ」「もっとちゃんとしなきゃ」と、無意識のうちに自分を責めていませんか? 「今日は疲れたから、夕飯はお惣菜にして早く寝よう」と決めて、罪悪感を持たずにホッと一息つく。それも立派なセルフケアなんですよ。
正解は世間のルールにあるのではなく、あなたの「心地よい」という感覚の中にあります。完璧じゃなくて大丈夫です。まずは「自分に無理をさせない」という小さな選択から、日常の中でご自身をたっぷり甘やかしてあげてくださいね。