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2026年7月8日11夫婦関係の悩み

過去の嘘を夫が何年も蒸し返す。夫にも借金の隠し事があったのに、私だけが責められます。夫婦は修復できますか?(30代女性)

相談のポイント

  • 結婚前に過去の恋愛を少し盛った嘘が発覚し、許されたはずが夫は何年も蒸し返して問い詰めてくる
  • 夫にも借金額を偽っていた隠し事があり、お互いに嘘をつき傷つけ合ってきた
  • それでもやり直したいが、夫は離婚を考えている様子で、修復できるのか悩んでいる

相談者30代女性

ご相談

結婚前、私は過去の恋愛経験について小さな嘘をついてしまいました。

恥ずかしくて、実際よりも多く伝えてしまったんです。

その嘘は結婚前にバレてしまい、夫は一度は許してくれました。

でも、それからもずっと私の言葉を疑い続けていて、何年も前の話を何度も蒸し返しては問い詰めてきます。

私自身も昔のことは記憶が曖昧で、「あのときと言っていることが違う」と矛盾を指摘されるたびに焦ってしまい、喧嘩が絶えません。

一方で、夫にも結婚前の隠し事がありました。

私には借金が50万円あると言っていたのに、実際は180万円もあったんです。

お金の問題はどうしても許せませんでしたが、それでも夫を支えたいという気持ちが勝って、一度は受け入れました。

お互いに嘘をついて傷つけ合ってきたけれど、私はまだ夫とやり直したいと思っています。

夫婦とは、支え合うものだと思うから。

でも、夫のほうは離婚を考えているようなんです。

私たちは、もう修復できないのでしょうか。

たま先生

たま先生代表カウンセラー

カウンセラーの回答

お話を聞かせてくださって、ありがとうございます。

まず、あなたが今もご主人とやり直したいと願っていること。

そのお気持ちそのものを、私はとても尊いと感じています。

そのうえで、少しだけ一緒に整理してみましょうね。

あなたは「お互いに嘘をついて傷つけ合った」とおっしゃいました。

たしかに、事実と違うことを言ってしまった、という点では、お二人とも同じに見えるかもしれません。

でも、この二つの嘘は、実は質がまったく違うんですよ。

あなたがついたのは、過去の恋愛を少しだけ多く伝えてしまった、という嘘でしたよね。

恥ずかしさから、自分を少しでもよく見せたかった。

これは正直に申し上げると、多くの人に身に覚えのあることなんです。

誰かを陥れるための嘘では、決してありませんよね。

一方で、ご主人の借金の話は、金額が三倍以上も違っていました。

これは、これから一緒に生きていく相手の生活そのものに関わる、とても重い事実です。

しかも、わかっていて少なく伝えていたのだとしたら、それは自分をよく見せたいだけの可愛い嘘とは、やはり違うんですよ。

だから、同じ「嘘」というひと言でくくって、同じ土俵で責め合う必要は、本当はないんです。

何年も前の恋愛の話を繰り返し問い詰められて、記憶が曖昧なことにまで焦ってしまう。

それはもう、あなたが十分すぎるほど責められてきた証だと、私は感じるんです。

そして、ここでひとつだけ、あなたに問いかけさせてくださいね。

修復を願っているのはあなたのほうで、離婚を考えているのはご主人のほう。

だとすれば、今いちばん向き合わなければいけないのは、あなたの反省ではなくて、「ご主人がこの結婚をどうしたいのか」という、ご主人自身のお気持ちなのではないでしょうか。

あなたひとりが背負って、あなたひとりが謝り続ける関係。

それは、あなたの願う「支え合い」とは、少し違うのかもしれません。

やり直したいという願いは、どうか大切にしてくださいね。

でも、その願いを、あなたひとりで抱え込まないでください。

心理のポイント解説

私が先ほど「同じ土俵で責め合う必要はない」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、とても大切なことが隠れているからなんです。

人は一度「自分が悪い」と思い込んでしまうと、その罪悪感を握りしめたまま、相手からの追及をすべて受け入れてしまうことがあります。

「私が最初に嘘をついたのだから、責められても仕方ない」。

そんなふうに、自分で自分を罰する側にまわってしまうんですね。

そうなると、どれだけ問い詰められても「当然の報い」だと感じてしまって、苦しさを苦しいと言えなくなっていきます。

でも、よく見てみてください。

あなたが問い詰められて焦ってしまうのは、記憶が曖昧だからではないんです。

「また矛盾を指摘されて、また責められるかもしれない」という恐れが、あなたの心を先回りして緊張させているからなんですよ。

これは記憶力の問題ではなく、安心できない関係の中で起きている、ごく自然な心の反応なんです。

そして、もうひとつ。

同じ話を何度も蒸し返すという行為の奥には、多くの場合「まだ相手を信じきれない」という不安が隠れています。

つまりご主人が問い詰めているのは、本当はあなたの過去そのものではなく、ご主人自身の中にある不安なのかもしれません。

本当にぶつかっているのは、恋愛の人数でも、借金の金額でもないんです。

「この人を信じていいのだろうか」という、お互いの心の奥にある不安どうしが、ぶつかっているんですね。

だからこそ、どちらの嘘が重いかを競っても、心は少しも軽くなりません。

むしろ勝ち負けを決めようとするほど、二人のあいだの信頼は、少しずつすり減っていってしまうんです。

必要なのは、勝ち負けを決めることではなくて、「これ以上、お互いを裁くのはもうやめよう」と、どちらかがそっと手を止めることなんです。

これを読んでくださっている、誰よりも先に自分を責めてしまう、あなたへ。

やり直したいと思えるあなたの心は、決して間違っていません。

でも、支え合う夫婦というのは、片方だけが謝り続ける関係のことではないんですよ。

自分を責める手を止めることは、夫婦をあきらめることとは違います。

あなたが自分を責める手をそっと止めたとき、はじめてご主人が本当はどうしたいのかも、静かに見えてくるはずです。

焦らなくて、大丈夫ですからね。

あなたはもう、十分すぎるほど、向き合ってきたのですから。

この回答を書いたカウンセラー

たま先生

たま先生

たまお悩み相談室 代表カウンセラー

掲示板でお答えしたご相談 258件

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