60代の女性です。
現在、2つの趣味のサークル――音楽系と運動系――に入っているのですが、運動系のサークルが自分には向いておらず、全く楽しいと思えません。むしろストレスになってしまっています。
メンバーが少ないため、先生からは「これ以上人数が減った場合は、レッスン時間を短縮する」と言われています。
そんな中、メンバーに「辞めたい」と打ち明けたところ、「レッスン時間が減るから困る」と引き止められました。
私はもう還暦です。嫌なことを無理やりやりたくはありません。
しかし、2つのサークルはメンバーが同じなので、運動サークルを辞めると音楽サークルにも行きづらくなってしまうんです。
それが嫌なら、無理して続けるしかないのでしょうか。
いい歳をして、こんな悩みを相談してしまい、本当にすみません。アドバイスをよろしくお願いいたします。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「やんわり理由をつけて断りましょう」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、人間関係を上手に守るための、とても大切な工夫だからなんです。
特に60代を迎える頃には、誰しもが「無理を続けてきた人生のツケ」を、心と体で感じ始める時期なんですよ。
これまでの人生で、家族のため、仕事のため、周りのために、たくさんの「やりたくないこと」を引き受けてこられたと思います。
だからこそ、これからは「自分の心が嬉しいこと」を、まっすぐに選んでいい時期なんです。
そして、「辞めると別の場所にも居づらくなる」という心配は、確かに自然な感覚です。
でも、これも実は思い込みであることが多いんですよ。
「私が辞めたらみんなが私のことを噂するかもしれない」「音楽サークルでも気まずくなるかもしれない」――そう考えるのは、ご相談者様が周りの目を大切にされる、優しい方だからこその思考なんです。
でも実際には、サークルメンバーは、それぞれご自分の生活と楽しみを持っていらっしゃいます。あなたが想像するほど、あなた一人のことを長く気にしていることは、あまりないんですよ。
そして、たとえ少し気まずさが残ったとしても、その時はその時で、「ご縁が薄くなったんだなぁ」と、優しく手放していかれたらいいんです。
これを読んでくださっている、サークルや習い事の人間関係でお悩みのあなたへ。
「いい歳をして」「こんな悩みを」とご自分を責めないでくださいね。
何歳になっても、人間関係の悩みは小さなことではないんですよ。一日の中の楽しみの場所で、心がすり減ってしまうのは、本当にもったいないことなんです。
「やりたいことだけを、やりたいだけやる」――還暦からの人生は、その自由を、ご自分にプレゼントしてあげる時期なんですよ。
楽しいはずの場所で、笑顔でいられるように。どうか、ご自分の心に正直に、選び直してみてくださいね。