50代の女性です。夫の長年の女癖に悩み、離婚を考えています。
夫は過去にも浮気を繰り返してきました。一昨年には、娘と同世代の女性とも関係を持とうとしていたんです。
そのことを問い詰めると、「毎日同じもの(妻)だと飽きるから、つまみ食いした」と、テレビドラマを例えに出して開き直りました。「例えで言ったのに、そのくらい分からないのか!」と逆ギレまでされる始末です。
私は子供が幼い頃、夫に「うるさい」と言われないよう、部屋の隅で夜泣きをする娘を抱きしめながら必死に耐えてきました。
それなのに結局は、家政婦や都合のいい存在としてしか見られていなかったのか。そう思うと、自分の価値が物以下に感じられて、絶望しています。
夫は今も「仲良くしていきたい」と言ってきます。でも、この人の女癖は、本当に直るのでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「他人を変えることはできない」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとしてとても大切なことだからなんです。
私たちは、誰かに傷つけられたとき、相手に「変わってほしい」「謝ってほしい」と願ってしまいます。これは人としてとても自然な気持ちなんですよ。
でも、いくら正論をぶつけても、相手が自分から「変わろう」と思わない限り、本当の意味で人が変わることはありません。
そして、長年にわたって他人の問題行動に振り回されてきた方は、いつの間にか「相手が変わってくれたら、私は幸せになれるはず」と、自分の幸せの鍵を相手に預けてしまっていることが多いんです。
でも、その鍵はご自分の手に取り戻していいんですよ。それが「自分が変わる」ということなんですね。
「対等になる」というのは、けんかをして言い負かすということではないんです。相手を許す、許さないという話でもありません。
ご自分の人生を、ご自分のものとして取り戻す。「あなたの考えはあなたのもの。私の人生は私のもの」――そう、心の中で線を引き直すことなんですよ。
これまで夜泣きの娘さんを抱いて、声を押し殺して耐えてこられたあなたへ。
あなたは、家政婦でも、都合のいい存在でもありません。たった一人の、かけがえのない人間です。その尊厳は、ご主人がどう扱おうと、誰にも奪うことはできないんですよ。
これからの人生を、誰のために、何のために生きていくのか。ご自分の幸せを、ご自分の手で、ゆっくり選び直してみてくださいね。