30代の女性です。
17歳から20年付き合ってきた親友との縁を切りました。
過去を思い返すと、私は彼女から全く大事にされていませんでした。
私の容姿を馬鹿にし、「キモい」。「私しか友達がいないんだから、私を大事にしなよ」と言われ、「いじられてナンボ」と頭を叩かれることもよくありました。
彼女は私を家族のタクシー代わりにし、週に3日も呼び出されては、「こいつは私の役に立つことに喜びを感じている」と笑われたこともあります。
若かった私は、「いじられキャラになれば彼女が喜ぶ」と思って、付き合っていました。
その後、お互いに結婚して、子供が生まれました。
私がずっと恐れていた「もし、私の子供の前でもいじってきたら」という不安が現実になり――彼女は私の子供の前で、「あんたのお母さんはバカで、見た目もキモいね」と笑ったのです。
それを聞いた子供は、一瞬悲しそうな顔をした後、彼女に同調して「本当だ、お母さんキモいね」と、真似をして私に言いました。
その日に、私はLINEをブロックし、着信拒否をして、縁を切りました。
しかし、彼女は「どうしたの?」「なんで?」と、自宅まで押しかけてきて、「いつまでも戻ってくるのを待ってる」と言っています。
時間が経ち冷静になると、20年来の友人と縁を切ってもよかったのかと、悩んでしまいます。
でも、思い出すのは、いつも苦しそうにしている自分の姿です。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど「相手がご相談者様に依存している」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとして、こういう関係性を見抜くいちばん大切な視点だからなんです。
「いじられナンボ」「私しか友達がいないんだから大事にしなよ」――こういう言葉の裏には、実は深い「相手の不安」が隠れています。
人は、自分に自信が持てない時ほど、他人を見下したり、いじったりすることで、自分の優位を確認しようとすることがあるんですよ。
20年もの間、ご相談者様が「いじられキャラ」を引き受け続けていらっしゃったから、彼女の中の不安がギリギリ均衡を保っていた、という側面もあるんですね。
だからこそ、ご相談者様が離れた時、彼女は自分の中の不安と向き合えず、「どうしたの?」と必死に追いかけてくるんです。
これは「友情の証」ではなくて、「自分の心の安定剤を失いたくない」という、依存の表れなんですよ。
そして、もうひとつ大事な視点があります。
子供さんが「お母さんキモいね」と真似をされたあの瞬間――それは、ご相談者様の中で、20年間ずっとくすぶっていた違和感が、決定的に「これは違う」と確信に変わった瞬間だったんですね。
子どもは、親をそんなふうに笑ってはいけないんです。
その当たり前を守るために、ご相談者様は、お母さんとして、毅然と動かれました。これは、本当に立派なご判断なんですよ。
これを読んでくださっている、長年の友人関係で苦しんでいるあなたへ。
「長く付き合ってきたから」「20年も友達だったから」――時間の長さは、関係を続ける理由にはなりません。
その時間の中で、ご自分がずっと苦しんでいたなら、それはもう「友情」ではなく「呪縛」になっているんですよ。
そして、お子さんに「人の嫌がることは言わない、言う人とは距離を取る」と教えていくことは、お子さんがこれからの人生で、健康な人間関係を築いていくための、大切な土台になります。
「キモい」と笑った瞬間の子供さんの悲しそうな表情を、思い出してみてください。お子さんは、本当はちゃんと、その違和感を感じ取っていたんですよ。
ご相談者様の選択は、ご自分と、お子さんの未来を守る、正解です。
どうかご自分を信じて、新しいご縁が育っていくのを、楽しみにしていてくださいね。