結婚前提で同棲して2ヶ月になります。彼は仕事の難関試験に向けて猛勉強中で、私は転職活動をしながら家事全般を担い彼をサポートしています。彼のストイックな姿勢は尊敬していますし、1番大変なのは彼だと分かっています。
ですが、寝る間を惜しんで机に向かう姿を間近で見ていると、得体の知れないプレッシャーに圧倒され、知らず知らずのうちに心が削られてしまいました。私自身も転職活動の不安があるのに、頑張っている彼を前にすると弱音も吐けず「私もちゃんとしなきゃ」と自分を追い詰めてしまいます。
応援したい気持ちに嘘はありませんが、このまま試験まで走り抜ける自信がありません。どうすれば自分の心を守れるのでしょうか。

たま先生の解説
心理のポイント
私が先ほど、相談者さんへ「彼を神棚に置くのをやめてみましょう」とお伝えしたのは、実は心の仕組みとしてとても大切なポイントだからなんです。
身近に目標に向かってストイックに頑張っている人がいると、私たちは無意識のうちに相手を「素晴らしい人」、自分を「それに比べて大したことない人」と、心の上下関係を作ってしまうことがあります。自分自身の価値を相手の頑張りと比較して、勝手に下げてしまっている状態ですね。
特に、優しくて思いやりのある方ほど「相手の方が大変だから私が我慢しなきゃ」「私なんてまだまだ」と、自分を犠牲にして相手をサポートしようとします。しかし、自分の心をすり減らして行うサポートは、いつか必ず限界が来ます。自分自身の心のタンクが空っぽになってしまうからです。
この記事を読んでくださっている同じようなお悩みを持つ皆さんに意識していただきたいのは、「相手への尊敬」と「自己卑下」をしっかり分けるということです。
相手の頑張りを認めることと、自分の頑張りを否定することは全く別物です。「あの人も頑張っていてすごい。そして、毎日悩んで立ち向かっている私も十分すごい」と、両方に花丸をつけてあげてくださいね。
もし相手と一緒にいて苦しさを感じたら、それは相手のペースに巻き込まれすぎているサインです。まずは「自分の心の平和」を最優先にしてください。自分の生活ややりたいことを真ん中に置いて、余ったエネルギーで相手を応援する。それくらいの距離感が、お互いにとって一番心地よく、長続きする関係を築く秘訣ですよ。
何か気になることがあれば、いつでも私にご相談くださいね。一緒に心を整えていきましょう。